2024年 5月 7日 (火)

「eスポーツ」って知ってました? もうゲームではない、五輪種目になるかも

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   「エレクトロニック・スポーツ(eスポーツ)」というのだそうだ。いわゆる対戦型のゲームで腕を競い合うことが、スポーツになった。五輪の種目にも?という話もある上に、お金にもなるというのだから驚き。科学技術は、人間をも変える?

   昨日13日(2018年5月)埼玉県越谷市のイオンレイクタウンで、「eスポーツ」世界大会(11月パリ)出場の代表決定の決勝があった。415人の参加者から予選を勝ち上がった8人が腕を競ったが、本来のパソコンやスマホの世界を抜け出し、巨大スクリーンで繰り広げられる熱戦に、会場の熱狂も半端なかった。

賞金総額20億円の大会も プロのゲーマー目指す若者たち

   この「eスポーツ」の大会、パリ、北京などで開かれてきたが、2022年のアジア競技大会で正式種目に決まった。2024年のパリ五輪の追加種目に、という話がある。すでに「スポーツ」として認められているということ。

   のみならず、昨年(2017年)中国で行われた大会では賞金総額5億円(優勝賞金2億円)。20億円という大会もあるのだそうだ。つまりは、これで食べていくことができる時代になっている。

   2016年、東京都江戸川区の東京アニメ・声優専門学校が、「eスポーツ」の専攻科を設けた。プロのゲーマーを育てようというのだ。公表と同時に問い合わせが1万件以上あり、設備と定員を5倍にした(50人2年制)。現在2学年100人が学んでいる。系列校は現在3校だが、来年度には6校に増やすという。

   その授業内容がものすごい。最新のパソコンはもちろん、大会で使うようなステージもある。入学後1か月で、3種類のゲーム(戦略、サバイバル、アクションシューティング)から専門とするものを決め、2年間かけて腕を磨く。

   授業は週に15コマ、うち10コマは実際のゲームだ。チーム練習を受けてミーティング、ゲーム実況の動画の配信など、ゲーマーとして収入を得るために必要な技術を学ぶ。

   講師によると、今世界中にプロリーグがあり、その動画を見ながら解説、座学をしている。実践の授業や練習試合をして、個々に課題や宿題を与える。別に個人練習のノルマもある。

   座学には、海外選手とコミュニケーションのための英語、劣勢になった時のミスを減らすためのメンタルトレーニングもある。

   学生たちは「プロになる以上、それだけで食べていきたい」「見ている人たちが、野球やサッカープレーヤーに憧れるような選手になりたい」と語った。

   ただし、親は反対したと誰もが言う。将来性がわからないのだから当然だが、これには「卒業する頃に親を安心させればいい」。いやはや。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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