2019年 2月 24日 (日)

日大アメフト「悪質プレー」試合前日から仕組まれてた?先発から宮川選手はずしてプレッシャー

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   悪質な反則プレーで関西学院大のクオーターバック(QB)を負傷させた日本大アメリカンフットボール部の宮川泰介選手の謝罪・釈明は、実に具体的だった。試合前日の実戦練習から外され、井上奨コーチから次のような執拗な指示があったという。

   「監督に、お前をどうしたら試合に出せるか聞いたら、『相手のQBを1プレー目で潰せば出してやる』と言われた。『QBを潰しに行くんで、僕を使ってください』と(監督のところへ)言いに行け」。そして、「相手のQBがケガをして秋の試合に出られなかったら、こっちの得だろう」と念を押されたという。

   井上コーチは同じポジションの先輩にも、「宮川に1プレー目からQBを潰せと言っとけ」と伝言し、これを聞いた宮川選手は「相手をつぶすくらいの強い気持ちでやってこいという意味ではなく、本当にやらなくてはいけないのだと追い詰められた」と話した。

   試合当日、内田正人監督にところへ行って「相手QBを潰しに行くので使ってください」と言うと、監督は「やらなきゃ意味ないよ」と話したという。試合前の選手整列の時には「できませんでしたじゃすまないぞ、分かっているな」と井上コーチにダメ押しされ、宮川選手は「ここでやらなければ、後がないと思った」と語った。

反則退場後も「相手に悪いと思ってんだろう」と井上コーチが叱責

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   反則行為で退場させられてからも、泣いていると「そういう優しすぎるところがダメだ。相手に悪いと思ってんだろう」と井上コーチに叱責されたという。

   アメフトを30年以上取材しているスポーツライターの小林信也氏は「ここまでの指示は聞いたことがないですよ。脊椎損傷、半身不随になるようなケガですよ」「(プレッシャーは)先発のメンバーから外されたところから始まっており、用意周到に準備され、仕組んだと思われる」と断言する。

   京都大学でラクビー選手だったという玉川徹(テレビ朝日解説委員)も「会見を見ていて、全体主義国家の兵士みたいに思えてきましたね。勝つという目的のために、相手選手を潰してこいと指示しているのは違法行為で、こんなことが今の日本にあるのかと思いましたね」

   文部科学省やスポーツ庁も真剣に考えるべきだろう。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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