2019年 9月 23日 (月)

親に遠慮して不登校になる「良い子」たち!仲良し「友だち親子」ほど危ない

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   2学期が始まって、子どもが学校に行きたがらないということが起こってはいないか。田村直之アナウンサーは「親子関係に自信があるのはお父さん、お母さんだけかもしれません。一見良好な親子関係の裏に、あるリスクがひそんでいることがあるんです。それが『不登校』です」と切り出した。

   成績が優秀だったり、人間関係に問題がなさそうに見える子が不登校になってしまうケースが相次いでいる。中学生の33人に1人が不登校という文部科学省のデータもある。

   原因のひとつが「友だち親子」だ。友達のように仲が良く、何でも言い合えるフラットな関係の親子を指すが、実は親に遠慮している子どもも少なくない。

   臨床心理士の掛井一徳さんは「仲のいい親子の子どもは、家族が元気であってほしい、心配をかけたくないという気持ちが強いんです。不登校になる子は、優しくて、自分よりも他人を大事にして合わせるのが得意な子なんですね。親が一番言われたくないのが、『学校に行きたくない』だと子どもはわかっています。言えない、でも本当は行きたくないという気持ちでどんどん苦しくなってしまう」

「嫌なら行かなくていいよ」「きょうは好きなことしようか」

   本音が言えない時、子どもはさまざまなSOSを出す。風邪でもないのにせきをくりかえす、ひんぱんにまばたきをするチックが出る、熱がある、頭が痛いなど体調不良、朝布団から起き上がれないというのもサインだ。

   子どものSOSに気付いたら、無理やり学校に行かせようとしてはいけない。「嫌なら行かなくていいよ」「きょうは好きなことしようか」などと声をかけてみる。学校に行かなくても子どもが大切な存在であることに変りはない、「無条件に愛されているという安心感」を与えるのが大事だ。

   掛井さんは家族全員が「パラダイス時間」を大切にするよう勧める。「不登校だった人が、親が旅行に行って家にいない時、めちゃめちゃ回復したと言っていました。心が回復するには、音楽を聞くなど自分の世界に没頭するのが大事と言われています。

   親も親で、自分の人生を楽しむことが大事です。親が元気がないと、子どもは罪悪感を抱えます。子どもが不登校でも何でも関係なしにやりたいことをやるのがいい。家族が楽しんでいるのは、優しい子からしたらうれしいことなんです」

文   ピコ花子
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