「スタンドバイミー」「旅立ちの時」......。リヴァー・フェニックス没後25年、恋人だったサマンサ・マシスが死の真相を語った
ハリウッドに蔓延する薬物依存。薬物の過剰摂取によって若くして亡くなるセレブは数多い。最近では歌手のデミ・ロヴァ―トが薬物の過剰摂取のため意識を失い、かなり危ない状態だったといわれるが、精神的にタフでなければやっていけないハリウッドにあって、子役スターあがりのセレブのもろさが目立つ。
「スタンドバイミー」「旅立ちの時」など80年代に日本でも大ヒットした映画に主演し人気を博した俳優リヴァー・フェニックスも、若くして才能を認められ将来を期待されながら、1993年に23歳の若さで亡くなった。コカインとヘロインの過剰摂取による心不全。未だにその死を悼むファンが数多い。
ジョニー・デップがオーナーのクラブで倒れた
折しも没後25年目にあたる10月30日を目前にして、フェニックスの死亡当時のガールフレンドで、フェニックスが意識を失ったLAのナイトクラブで一緒だった米国人女優サマンサ・マシスが、その死の状況について初めてメディアに詳しく語った。マシスはフェニックスの死がトラウマとなり、心理セラピーに長年通っていたという。
英ガーディアン紙のインタビュー記事によると、マシスはその夜のフェニックスが明らかにハイな状態であることに気付き、悪い予感に襲われていた。マシスとフェニックスは、ジョニー・デップがオーナーであるLAのクラブにフェニックス弟のホアキンと妹のレインを送って行き、すぐに帰る予定だった。しかしバンドの演奏に誘われたことから、店に入り「その45分後には、彼は亡くなってしまったの」。マシスがクラブの化粧室から戻ると、フェニックスが店の男ともみ合っていた。そのまま店の裏口から外へ追い出されたフェニックスは、路上で痙攣し始め、マシスらが救急車を呼んでいる間に動かなくなってしまったという。
マティスの涙ながらの語りに、フェニックスの映画と共に青春を過ごした80年代当時を回顧し、改めて当時のショックや悲しみを思い出すファンが相次いでいるようだ。
Noriko Fujimoto(セレブ評論家)