2018年 11月 16日 (金)

シリア拘束3年半に何が起こっていたのか?安田純平氏が話してないこと、日本政府が隠していること

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    週刊文春が報じた日本テレビ系の「イッテQ」のヤラセ問題は、ラオス側も対応を協議しているという報道あり、国際問題にまで発展しそうである。

   日テレ側の弁明も「誤解を招く表現があり反省すべき点があった」というだけでは、事態は収まりそうにない。看板番組だけに、他のメディアからの追及も厳しい。だいたいメディアというのは攻めに強く守りに弱い。日テレ大ピンチである。

   大ピンチといえば、口利き料100万円を懐に入れたと週刊文春に報じられた片山さつき大臣も同様である。国会でこの問題を追及された時、彼女は「南村秘書と明記された名刺を見たことがない」などと、すぐわかる嘘をなぜついたのだろう。週刊文春は、この問題を取材している時に、南村から「私は単なる秘書ではない」と聞いているし、名刺もある。片山の事務所側も「平成27年5月に私設秘書を退職している」と答えているのである。

   そのうえ、200万円もの金が政治資金報告書に記載されていないことも暴露された。嘘に嘘を重ねる醜い姿は、今や安倍政権の象徴となってしまった。

動いてくれたのは亡命ウイグル人グループ「罪のない日本人を拘束していいのか・・・」

   シリアの過激派組織から解放され、帰国した安田純平氏だが、解放に至るにはさまざまな人たちが彼を救うために動いたことは、想像に難くない。その一人、中国現代史研究者の水谷尚子氏がニューズウイーク日本版に手記を載せている。

   彼女は中国政府に弾圧されているウイグル人亡命者の聞き取りをしていた。そこに安田氏の友人である常岡浩介氏から「協力してほしい」と頼まれたそうだ。安田氏がシリア北部のイドリブで拘束され、彼女はその県のウイグル人勢力とチャンネルがあったからだ。

   当時は、多くのウイグル人が反体制武装勢力「ヌスラ戦線」の中に義勇軍として参加していた。安田氏の妻とも会い、彼女は2015年8月から9月にかけて、トルコのイスタンブールへ自費で行き、情報を集めたという。さらに16年2月から3月、8月と、何度もトルコに行き、ウイグル人を密使に使って、ヌスラのリーダーに、「安田氏を無償で釈放してほしい」と伝えたそうである。

   今年3月になると、トルコ在住のウイグル人から「安田氏の釈放に向けた話がしたい」と電話やメールが来たそうだ。自費で行くのは無理だったという。その当時、ウイグル人の上層部に「罪のない日本人を拘束し続けていいのか」という強い声があったそうだ。

   水谷氏は、ウイグル人たちの中に安田氏解放へ向けて動いてくれた人たちがいた、と伝えたくてこれを書いたようだ。だが、帰国した安田氏は、ウイグル人を含め、拘束した人間たちへの憎悪を語り、彼女は悲しみを抱いたという。さまざまな人間が人種を越えて協力し合い、その結果、助け出されたということを、安田氏は忘れてはいけないだろう。

   安田氏はフライデーのインタビューに答えている。帰国して1週間ほどしたころ、警察庁や外務省のテロ対策の職員が病室に来たという。5時間も話をじっと聞いていた。そして、外務省職員がこういったという。「安田さん、政府は絶対に身代金を払っていません。テロリストに対してカネを払わないのが日本の大原則ですから」

   ただ、そうですか、というしかなかったというが、なぜそんなことを言いに行ったのだろう。先の水谷氏の話にも、日本政府が動いた、身代金の交渉をしたとは出てこない。安田氏も、妻からの話として、政府は犯行グループを特定できず、確たる生存情報も持っていなかったようだと言っている。

十朱幸代「結婚寸前まで行ったのに、私に勇気がなかったから秀樹は去った」

   十朱幸代という女優が好きだ。若い頃、小坂一也という弱々しいカントリーソングを歌う歌手と同棲していたときは、なぜこんな奴とと嫉妬したものだった。

   週刊新潮によれば、75歳になった十朱が「愛し続ける私」(集英社)という自伝本を出したそうだ。そこには、先日亡くなった歌手の西城秀樹のことが、名前は伏せているが、かなり赤裸々に書いてあるそうだ。

   たとえば、こんな風に。<彼とは、結婚寸前まで行きました。私が結婚というものに一番近づいたのは、あのときだったように思います。そのころは仕事にも少し余裕が生まれていて、「今なら結婚という選択肢もあるのかもしれない」と思ったのです。実は婚約発表会見を1週間後に準備する、というところまで、行きました。

   それでも、ふたりの周囲には、反対する方がたくさんいました。自分の親、兄弟、彼のご家族の反対を前にしたら、私はそこから先に進めなくなってしまい。

   迷いを振り切っても結婚する、という覚悟が私にないと知って、彼は去って行ったのです>

   障害になったのは年の差だった。秀樹34歳、十朱46歳だった。秀樹の親は孫の顔を見たがった。それでも2人は、アメリカの西海岸へ逃避行し、10日間ほど水入らずの時間を過ごした。帰りは、マスコミが待ち構えているのに、秀樹は気にせず、堂々と出て来たという。

   私の思い出に残っているシーンがある。1990年、クイーンエリザベスⅡ世号が竹芝桟橋かどこかで停泊している時、1泊したことがあった。香港から秀樹がその船でディナーショーをやり、最後の夜も彼のショーがあったと記憶している。そこで、十朱の姿を見たと思う。2人の間は知られていたので、船内はかなりその噂で持ちきりだった。

   今回、十朱がここまで書いたのは、週刊新潮によると、秀樹が死んでも、家族がいるために自分のことはマスコミは触れなかった。そうしたことへの悔しさもあって、本を書き、テレビに出て、秀樹との思い出を語っているのではないかといわれているそうである。

   十朱も75か。少し前は早稲田に住んでいたらしい。時々姿を見かけたが、最近は見ない。一度会って、とっくり話をしてみたいものだ。

高嶋政宏のSM変態なかなか楽しそう「長澤まさみに自慰グッズ勧めたらさあ・・・」

   岩崎恭子という名前を久々に聞いた。バルセロナオリンピックの水泳で金メダルを取った時は14歳だつた。結婚して幸せにしているのかと思ったら、FLASHで、亭主とは離婚寸前で、別な男と不倫していると報じられた。

   岩崎も40歳。子供もいるのにと思うが、人生いろいろ。岩崎もすぐにメディアの前に出て、潔く事実を認めた。こういうところが岩崎らしい。

   今週一番面白かったのは、週刊文春の高嶋政宏の「SMは紳士の嗜み」だった。彼は高島忠夫と寿美花代の長男。53歳になるが、一見、ええとこのお坊ちゃん風である。さぞ清廉潔白、いい家庭人だと思っていたが、このほど「変態紳士」(ぶんか社)という本を出したという。

   SMショーを見るのが好きで、それもアナルフェチだそうだ。<「僕は普通の挿入には興味はないんです。僕がただ興味があるのは、クスコ(膣鏡)という医療器具を肛門や膣に差し入れて、開いて見ること」>

   事務所の後輩の長澤まさみに、女性用の自慰グッズをしきりに勧めて、長澤から「やらねえよ!」「うるせえよ!」と怒られても嬉しそうだった。

   今は緊縛にはまっていて、難しいけどと、嬉しそうに週刊文春の記者に話している。「奥さんは縛らないの?」と聞くと、「吐き気がする」と嫌がられるそうだ。

   趣味を持つことは悪いことではないが、このことが彼の芸域を広げるのか、狭めるのか。私も何度か見たことがあるが、あまり気持ちのいいものではなかった。私にはSMの嗜みはないようだ。

貴ノ岩は日馬富士提訴取り下げ、 白鵬・鶴竜は11月場所休場・・・モンゴル勢に不穏な動き

   貴ノ岩が日馬富士を訴えていたが、それを取り下げたことで、憶測を呼んでいる。福岡県田川市で開かれた「炭坑節祭り」で、綿アメを売っている貴乃花は週刊文春に対して、こういっている。<「一方的に人を傷つける奴らとは最後まで戦ってほしかった気持ちはあります」>

   週刊文春によると、モンゴルの兄から、モンゴルの家族が猛批判されているのでやめてくれと要請があったそうだ。日馬富士はモンゴルでは英雄だそうだから、批判をするなら横綱になってからにしろということか。もはやモンゴル勢の前に立ちはだかるのは稀勢の里だけか。頑張ってほしいものである。

   最後に週刊新潮から。多くの電車で居眠りをしている女性を家に連れて帰り、わいせつな行為を繰り返していた「お姫様抱っこ監禁事件」の栗田良文(36)に、一審判決が下った。

   ノンフィクションライターの黒川祥子氏は、栗田と面会を繰り返し、彼から、母親に捨てられて児童養護施設に入れられ、里親に引き取られるが、そこでも酷い仕打ちを受けたなどという話を聞き出している。子供の頃から女性の髪への執着がものすごく、不特定多数の女性の髪を触りたくて仕方なくなったという。

   そのために、始発電車に乗って、酩酊している髪の長い女性を見つけると、横に座り睡眠剤を飲ませる。そうやって、家に連れ込みいたずらをするが、なかには、介抱してくれたと喜ぶ女性もいたそうだ。

   判決通りに16年、刑務所にいたとしても、「このままでは刑務所を出た後、きっと再犯します」というのだ。こうした性的逸脱行動は、子供のうちなら治療することができるが、年をとると難しくなるそうである。16年後でもまだ52だ。こうした人間を治療もせず、シャバに出してはいけない。早急に対策を考えるべきだ。

【絶対当たらない馬券術】「エリザベス女王杯」去年の優勝場、秋華賞上位馬、騎手でレース展開を読む

   今週は「エリザベス女王杯」。このレースは昨年(2017年)の優勝馬、秋華賞の上位馬を軸にすることだ。それに騎手。となれば、簡単だ。

   本命は秋華賞でものすごい勢いで3着に来たカンタービレ。対抗に昨年の覇者モズカッチャン。単穴にモレイラ騎乗のリスグラシュー。それにノームコアと京都大賞典2着のレッドジェノヴァを少々。これで完璧。GOOD LUCK!

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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