2018年 12月 19日 (水)

年末年始旅行のウソ予約に注意!満室なのに「残り1室」と売りまくる中国系サイト

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   実際は満室なのに、「残り1室」と言って存在しない部屋を販売し、客と旅館の双方を混乱させている宿泊サイトがある。中国で設立された「トリップ・ドットコム」だ。日本旅館協会東京都支部はきのう5日(2018年12月)から、組合員の旅館関係者に、トリップ・ドットコムに注意するよう文書を出した。

   大竹真リポーターがトラブルのあった静岡・熱海の高級旅館を訪ねた。スタッフの男性によると、11月に予約客から料理の問い合わせがあったが、予約台帳に名前はなかった。

   問い合わせをした人は、トリップ・ドットコムで来年(2019年)1月1日から2泊3日で予約をし、「ご予約が確定しました」というメールを受け取っていた。実際はトリップ・ドットコムから旅館に予約申し込みはなく、とっくに満室になっていた。

   「私どもからサポートセンターに電話をして、お客様に謝罪と返金をしてほしいとお願いをしました」とスタッフは話した。

実際にはない「西洋風オーシャンビューセミルーム」販売

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   三重県でもトリップ・ドットコムを通じて架空の部屋が販売されていた。この旅館の専務取締役によると、1月3日の日付で検索すると、実際は満室なのに、トリップ・ドットコムで「残り1室」となっていたり、実際にはない「西洋風オーシャンビューセミルーム」という部屋が掲載されたりしていた。

   また、料金が規定よりも高額になっていたほか、旅館が設定している期日よりも7日も前から「キャンセル料100%」と記載されていた。

   「スッキリ」がトリップ・ドットコムに取材したところ、蘇俊達・日本代表は「プランの提供を行っているのは提携しているサプライヤーです」と話し、架空のプランを掲載しているのは自分たちではないと主張した。

   これはどういうことか。ホテルや旅館は空き室などの情報を「宿泊施設用データベース」に登録し、このデータベースをもとに宿泊予約サイト各社がインターネット上で販売する仕組みとなっている。トリップ・ドットコムはこのデータベース以外のX社からデータを得て掲載し、X社が架空の情報を流していたと主張している。

旅館・ホテルに予約の確認急げ

   インターネットでの宿泊予約に詳しい旅行雑誌メディア「トライシー」の後藤卓也編集長は、「トリップ・ドットコムの言い訳だと思います」と断言する。トリップ・ドットコムの手口は、あらかじめ架空の部屋を9万円で販売し、その旅館のキャンセル待ちが出ると、X社が3万円で購入して差額の6万円をもうけるという転売システムなのだという。

   後藤編集長は「返金不可や高額など、客に不利な条件の場合は、その旅館やトリップ・ドットコムに確認した方がいい」と警告する。

   司会の加藤浩次「僕だったら、旅館に直接予約しますけどね。『残り1室』には気を付けないといけないということです」

文   キャンディ | 似顔絵 池田マコト
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