2019年 10月 20日 (日)

患者が殴る蹴る火をつけるは日常茶飯事! 中国の医師96%が経験する「病院トラブル」がスゴすぎ

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   14日(2018年12月)、兵庫県の病院で、中国籍の女性患者が医師の胸を刃物で刺し、殺人未遂の現行犯で逮捕された。ファイバースコープで喉の治療中に痛みを感じ、腹を立てたことが原因だった。中国のネットニュースはこれを「『いなお』が世界に流出した」と報じた。

ヘルメットやさすまたで身を守る看護師

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   「いなお」というのは医師と患者間で起こるトラブルのこと。腹を立てた患者が、医師に殴る蹴るの暴行を加えたり、はさみで刺したり、病院内で火を燃やしたり、爆竹を鳴らしたり......と、すさまじい。

   中国では年間約1万7000件も発生しており、社会問題化しているという。被害経験がある医師はなんと96%というから驚きだ。中には、看護師たちがヘルメットを装着したり、さすまたを常備したりする病院もある。

   背景にあるのは深刻な医師不足だ。中国では地方には大きな病院がないため、患者は都心部の病院に集中し、前日から行列に並ぶことが多い。それに加え、医師の横柄で威圧的な態度や、わいろを渡さないといい執刀医がつかないことへの不満もあるという。

中国で医師は「子どもになってほしくない職業」

   中国では「苦労が理解されない職業ランキング」で、医師は3位(1位は営業・販売、2位は出稼ぎ農家)にランクインしている。子どもには医師になってほしくないという親は78%と多い。

   中国事情に詳しいジャーナリストの近藤大介さんは「頭のいい学生は儲かるIT業界を目指す。中国では医師は苦労の割に稼げないので、医学部の学生も減少している」と話す。

   青木理(ジャーナリスト)「日本でも昔、付け届けとかありました。社会の構造的な問題なのか、発展過程で起きていることなのか......。命を扱う現場なので、お互いにピリピリするのでしょうけど」

   司会の羽鳥慎一「患者にも言い分があるのでしょうけど、見る限りひどい状況ですね。96%ってほとんど全員です」

   菅野朋子(弁護士)「こうなると医師になりたい人もどんどんいなくなり、悪循環ですよね。日本でも患者さんからのクレームに苦労する医師は多いです。悩んでいる人、困っている人は精神的に余裕がないことが多いので」

文   ピノコ | 似顔絵 池田マコト
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