2024年 4月 27日 (土)

国会議員も「ギャラ飲み」か!正体不明の仮想通貨オーナー誕生会で平沢勝栄らスピーチ

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   フライデーが好調だ。吉本興業の芸人たちの「闇営業」をスクープして以来、張り込みネタを含めて注目すべきものが多い。週刊現代とはえらい違いだ。  きょう9日(2019年8月)のスポーツ紙は、広島カープの鈴木誠也(24)と新体操リオ五輪代表でNHKのスポーツキャスター・畠山愛理(24)の「熱愛」を大きく報じている。

   フライデーのスクープである。7月28日、神宮でのヤクルト戦を終えた鈴木は、タクシーを飛ばして赤坂の和食屋へ。そこで畠山を入れた何人かと飲み、その後、鈴木のだろう、タワーマンションへ2人で入って行った。翌日の昼前、2人して銀座にあるウエディングサロンへ行ったというから、結婚間近なのだろう。美貌のスポーツキャスターに年収1億6000万円といわれる広島カープの主砲。いい組み合わせだ。

   小泉進次郎と滝川クリステルのことも記事にしている。ギリギリに突っ込んだのだろう。滝川の元カレ、俳優の小澤征悦とは切れたはずだが、今年の3月、行きつけのバーで一緒に飲んでいたという情報もあり、2017年の6月に、滝川の家に小澤がお泊りする姿をフライデーが撮っている。彼女のほうがやや心配だ。

   「ギャラ飲み」なる言葉をよく聞くようになってきた。知らない人間のパーティーなどに出て、芸を披露したり、歌ったりして、ギャラをもらうことのようだが、フライデーによると、芸人ばかりではなく、政治家もするそうである。

   今年4月8日、東京・代官山の高級レストランで開かれた若手実業家の誕生会には、松井稼頭央や河合俊一、「T-BOLAN」の森友嵐士などが姿を見せる中、平沢勝栄自民党衆議院議員や秋元司衆議院議員なども顔を見せ、スピーチまでしていたという。

   だが、この若手実業家の会社には事務員もおらず、所在地はレンタルオフィスだという。しかも、仮想通貨のオーナーも自称しているようだが、通貨は暴落を続け、1100万円を投資した男性が刑事告訴するとフライデーに話している。

   有名人たちには「お車代」として30万円から5万円が帰りに渡されたというが、フライデーが聞くと、ほとんどが実業家のことを知らないで参加していたというのだ。実業家の「広告塔」にされることを本当に知らなかったのだろうか。

   スピーチまでした平沢議員は「(お車代は=筆者注)300%もらってない」と断言しているが、政治家が面識もない人間のパーティに出て、カネをもらわないなど、信じられるだろうか。

焼肉食べない部下をビンタ!ブラック体質・岡本社長じゃ吉本の再生なし

   きのう8日、吉本興業の闇営業問題に端を発した諸問題の改善に向けて助言・アドバイスを行う「経営アドバイザリー委員会」の川上和久座長(国際医療福祉大学教授)が会見を行った。

   その中で、共同確認書をすべての芸人・タレントと交わす、その上で従来のマネジメント契約に加えて「専属エージェント契約」というものを導入すると発表した。

   岡本・大崎体制に批判的だった加藤浩次は、けさ9日の「スッキリ」(日本テレビ系)で、エージェント契約は欧米などのタレントがやっているもので、タレント側に主導権があり、吉本だけに縛られず、他のプロダクションとも仕事ができるので、僕はこれができるなら納得するというようなことをしゃべっていた。

   いや、待ってほしい。加藤のように売れている芸人ならエージェント契約はいいだろうが、そんなことができる芸人は6000人の1%ぐらいだろう。大多数の売れない、仕事がない芸人は、闇営業まで禁じられ、どうやって生きていけというのか。

   松本や加藤、明石家さんまたちにいいたい。今度の騒動で明らかになったのは、岡本社長の横暴ともいえる芸人いじめやパワハラ。6000人の芸人たちのほとんどが食えないため、反社とつながりのある闇営業にも手を出しているという「惨状」である。ここを変えなければ吉本興業が変わったとはいえない。

   フライデーで、吉本のマネージャーだった人間が、こう岡本のことを話している。<「芸人というのはな、商売道具のオモチャやから。お前が出世するための道具として使っていったらええんや。ボロ雑巾みたいに使えばいい」>

   焼肉を食べながら岡本がこういったそうだ。その上、体調が悪くて肉が食えないのを見た岡本は、頬をビンタしたという。日常的なパワハラ、残業記録の書き直し、イベントを黒字にするため芸人にはカネを払わないなど、吉本のブラックぶりが赤裸々に語られている。岡本・大崎体制を終わらせなければ、吉本興業は再生しない。

皮肉にも「表現の不自由」浮き彫りにした「あいちトリエンナーレ」市長介入・強迫でたちまち中止の情けなさ

   「トリエンナーレ」とは3年に1度という意味だそうだ。津田大介が芸術監督として3年を費やして準備してきた「あいちトリエンナーレ2019」が8月1日から開幕した。テーマは、「表現の不自由展・その後」。過去に公立美術館で展示拒否になったり、撤去された作品を集めた展示会である。

   津田はいいところに目をつけたと、私は思った。ところが、河村たかし名古屋市長が平和の少女像として展示してある慰安婦像の撤去を要求し、批判の電話やメールが県庁に殺到、なかには「ガソリンをまいてやる」という強迫まであり、たった3日で、津田は「中止」を決定してしまったのだ。

   この展示会には、国や県も補助金を出しているため、菅官房長官までがカネを出さない、と取られかねない発言をし、戦後最悪の表現の自由の弾圧だという批判が巻き起こった。週刊新潮や産経新聞などは、ここぞとばかり、慰安婦像や昭和天皇の御影を焼く映像などの展示に対して批判をしている。

   この問題をどう考えればいいのか。日韓関係が最悪の今、慰安婦像を展示すればどうなるかぐらいは、津田をはじめとする、これを手掛けた連中にもわかっていたはずだ。それをあえてやるからには、それ相応の覚悟があったはずだと思いたい。なかったらバカの集まりである。

   ガソリンをまいてやるという脅迫があったから中止したといういい分も、私には納得できない。こうした騒動を含めて、この国には表現の自由、言論の自由は極めて狭められて来ているということを"可視化"できる絶好のチャンスだったはずだ。

   パフォーマンスといういい方は嫌いだが、言論の自由度が韓国よりはるかに低いこの国の「現実」を、わからずやの日本人に突きつけてやる画期的なイベントにできたはずだ。それを、津田の涙で終わらせてしまうことこそ、批判されてしかるべきである。

あるかもしれない「山本太郎」解散・総選挙で100人擁立!週刊新潮も「もはや笑えない」

   週刊文春は、安倍よ、韓国と徹底的に白黒をつけろとタイトルをつけ、巻頭で特集しているが、案外、内容は穏当である。首相周辺には、外為法十条を根拠にした制裁案という過激なシナリオもあったが、「今回の輸出管理が、WTOや国際世論、他国や前例との整合性を検討しても、ギリギリ許容できる範囲内の方策だったのです」(首相周辺)

   週刊文春がいっているように、米中経済戦争の影響で、世界同時株安と円高は止まるところを知らない。日韓はこんな不毛なチキンレースを続けている場合ではないはずだ。

   私は波瑠(28)という女優が好きだ。中学1年で芸能界入りした彼女は、NHKの連続テレビ小説「あさが来た」でブレイクした。週刊文春は、沖縄・宮古島で、あまり男らしくない男性と仲睦まじく過ごしていたと報じている。

   彼氏は俳優の齋藤雅弘(28)。まだこれからの俳優だそうである。波瑠にも「春が来た」らしい。

   同じ週刊文春に、小室圭の近況がある。米フォーダム大のロースクールに留学して1年。LLMコースを無事卒業した。注目の成績優秀者が発表された。一番上の「極めて優秀」の14人には入れなかったが、「優秀」の23人の中に圭の名前があったという。学年で37番以内、上位4分の1に入ったのだ。

   大したものだと思うが、問題があるという。授業料が全額カバーされる奨学金は、相当上位にいないともらえない可能性が高いというのである。もらえなかった場合、相当な金額を自己負担することになる。果たしてどうクリアするのか。

   紀州のドン・ファンが亡くなってから早1年が経つ。その墓に供えられたのはコンドームだったと週刊文春が報じている。故・野崎幸助はどう思っているのだろう。週刊文春によれば、和歌山県警は今も事情聴取を進めていて、野崎の知人は最近、彼の最後の妻について詳しく聞かれたという。なぜ今頃になって?

   山本太郎は衆議院選に100人の候補を立てるといっている。そのためには30億円という資金が必要だが、「もはや笑えない」(週刊新潮)という。総理の座は別にして、もし100人を擁立すれば、細川護熙のように、野党が連立して総理ということもあながちあり得ない事ではないというのである。私は信じないが。

神宮のイチョウ並木をつぶして超高層ビル!?小池都知事は承知なのか

   私は時々、神宮外苑にあるゴルフの練習場に行く。前に神宮球場、周囲は緑が多く、都会のオアシスである。少し行くと、秋にはイチョウ並木が見事な青山通りへ向かう通りがある。東京オリンピックで再開発され、緑が少しずつ消えていくことに「憤り」を覚えているが、サンデー毎日が、この周辺を神宮球場と秩父宮ラグビー場を入れ替え、2つの超高層ビルと複数のホテル、商業施設を建設する計画が進んでいると報じている。

   そもそもここは日本初の風致地区、文教地区である。厳しい規制があるはずだが。超高層ビルは伊藤忠ビルが建て替えとなる「事業所棟」と、オフィスなどが入る「複合棟」ができる。イチョウ並木は残すと、商店会に向けてはいっているようだが、何のことはない、イチョウを店の中に入れたレストランを考えているようなのだ。

   民間でできる事業ではない。サンデー毎日は「官製地上げ」といっている。小池都知事は東京の緑はこれ以上減らさないと断言しているが、この計画をどう考えているのか。東京のセントラルパークともいえる神宮外苑を、派手なネオンの輝く、他の街と同じにしてはいけない。(文中敬称略)

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   【告知】8月の「ノンフィクションの醍醐味」のゲストはノンフィクション作家の鎌田慧さんです。

   <鎌田さんの略歴>昭和13年6月12日生まれ。業界紙記者などをへてフリーとなる。みずから現場を体験し労働者の立場から社会問題全般のルポをかく。昭和48年「自動車絶望工場」を発表、平成2年「反骨―鈴木東民の生涯」で新田次郎文学賞、3年「六ケ所村の記録」で毎日出版文化賞。ほかに「いじめ自殺」など。青森県出身。早大卒。

   ★日時 8月23日金曜日 午後7時~9時

   ★場所 カフェ・ミヤマ高田馬場駅前店2号室(東京都新宿区高田馬場2-17-4 菊月ビル地下1階)地下鉄高田馬場駅から濡れずに行けます。

   ★電話 03-5292-5772

   ★レギュラーメンバー以外の参加者はコーヒー・会場代1000円を会議終了後に集めさせていただきます。(元木昌彦)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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