2020年 7月 14日 (火)

医療現場に広がるAI(人口知能)診断革命 医師が見落とすがんや動脈りゅうもAIが見つける

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   医療現場にAI(人口知能)革命が起きている。大腸がん検診現場に導入されているのは内視鏡画像を瞬時に解析する「エンドブレイン」というAIシステム。画像を見て瞬時に腫瘍性と非腫瘍性を識別。ベテラン専門医と変わらない95%の確率でがんを見極める。

   この日、大腸がんの疑いで検診を受けた患者のポリープ画像をAIに診断させた結果は「腫瘍」。医師は「非腫瘍」と判断していたが、AIの判断に基づき手術で切除した。患者は「先生は(ガンの)可能性はないということですけど、AIがいうのであればがんなのかな」という。医師も「今のAIは鑑別に関しては医師と同等」と証言する。

2050年ごろにはAIが外科医を超える?

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   AI診断は脳の診断にも使われるようになってきた。先月(2019年9月)に薬事承認を受けたばかりのAI「エイル」が発見するのは破裂によりくも膜下出血を引き起こす脳の動脈りゅう。AIは脳を立体的に撮影したMRI画像を元に、こぶ状の箇所を見つけて次々と丸印をつけていく。通常は医師が目視で分析していくのだが、どうしても見落としは発生する。医師が「異常なし」というレポートを出している人で、エイルが動脈りゅうを発見した例もいくつか報告されていて、診断の精度は10%ほど向上しているという。

   今後AI革命はさらに進む。政府は2022年度末までに、高度で先進的な医療サービスを提供し、医療従事者の抜本的な負担軽減を目指したAIホスピタルシステムの導入を目指している。名古屋大学情報基盤センター長の森健策教授は「病気の自動診断が可能になり、患者さんが診察室に入ってくるまでにある程度診断が終わっているという段階がくる」と語る。英オックスフォード大の研究チームは2053年には、AIが外科医を超えるという。

   小倉智昭キャスター「医師よりAIを信用する時代がきているのか」

   キャスターのカズレーザー「医師が足りなくなっているので、経験の足りない医師をサポートする技術はいいと思います」

   伊藤隼也さん(医療ジャーナリスト)「一方で、AIが誤診した時の責任問題や、AIはブラックボックスなので診断の根拠がわからず、医師のレベルが低下するといった課題もある。医師と信頼関係を結ぶと治癒率が上がる結果が出ている。AIは全く未知のものには弱いので、あくまでもアシスタント的な立場」

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