2019年 12月 14日 (土)

セクハラ騒動の草津町議会「町長から肉体関係を迫られた」と告発した女性町議除名 謎だらけの言い分

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   日本有数の温泉地、群馬県草津町がセクハラ騒動で揺れている。町長からセクハラ被害を受けたと告発していた女性町議が2日(2019年12月)の町議会で町長の不信任決議案を提出したが否決。逆に懲罰動議にかけられ「町議会の運営及び秩序維持、議員としての品位を著しく汚した」として除名され、失職した。

   ことの発端は、11月に出された電子書籍だ。その中で元町議の新井祥子氏(50)が2015年1月8日に町長室で2人きりで面会した際、性的な行為をされたと実名で告発したのだ。これに対し黒岩信忠町長(72)は「虚偽の内容を掲載された」として、新井氏と著者を名誉毀損容疑で長野原署に告訴した。

「町長室での性的関係」が絶対あり得ない理由とは

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   黒岩町長と言えば、バブル崩壊以降に減り続けていた草津の観光客数をV字回復させた立役者として知られる名物町長。一方の新井氏は2010年の補欠選挙に初出馬するが落選、頭を丸めて出直し2011年に草津町で女性初の町議会議員となった人物だ。その2人の言い分は真っ向から対立している。

   町長は性的被害を訴える新井氏に猛反論。「絶対にありえないことなんです。自爆テロだ」と憤慨する。町長室はガラス張りで外から丸見えのうえ、女性が部屋を訪れる際にはドアを開けて対策を取っており、さらに1月8日は新年のあいさつで町長室を訪れる人が多く、そんな時間をとれるはずがない、と言うのが町長の主張だ。

   また、新井氏は町長が証拠隠滅のために町長室の模様替えをしたと訴えるが、町は町長室のソファや机の配置は10年から変わっていないと説明している。

いきなりの除名処分には驚くが...その理由は

   それにしても、「除名」は地方自治法が定める最も重い懲罰。いきなりの除名処分には驚くが...。町議の一人は「新井氏の発言がウソだと判明したから」と説明する。ここで言う「ウソ」とは、新井氏は当初「親身になり励ましてくれている中で肉体関係を持った」と説明していたが、不信任決議案を提出した際の聞き取りでは「無理やり性行為を強要された」と話し、発言内容がすり変わったことを指している。

   青木理(ジャーナリスト)「双方の言い分が全く対立していて真相がよく分からない。ただ、新井さんも一定の町民の支持を受けて当選しているわけだから、この程度の発言の揺れでいきなり除名するのはどうなのか」

   菅野朋子(弁護士)「『ウソと判明した』というのは言い過ぎだと思います」

文   ピノコ | 似顔絵 池田マコト
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