2020年 7月 7日 (火)

<伝説のお母さん>(TBS系)
魔王討伐と育児の板挟みで四苦八苦の魔法使いママ・・・こんな役は前田あちゃんしかいないでしょ

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   NHKで土曜日の深夜に放送される「よるドラ」枠の第5弾。この日は全8回の初回だった。ここは、誰もが夢中になったあのRPG(ロールプレイングゲーム)を彷彿とさせる世界。かつて魔王を倒した伝説の魔法使い・メイ(前田敦子)は、いまは生後8か月の子を抱え、ワンオペ育児に奮闘する母だ。

   10年前に倒したはずの魔王が復活したことから、国王(大倉孝二)はメイに再び討伐の旅へ出るよう指令する。メイは、子供を保育園に預けようと役所へ申請に行くが、今からだと入れるのは2年先といわれてしまう。実家は遠く、夫のモブ(玉置玲央)は育児に無関心で、まったく頼りにならない。このままではとうてい旅には出られないとメイは悩む。

   そして、魔王討伐のために再結成されたパーティーのメンバーたちも、じつはそれぞれに事情を抱えていた。

ドラクエの世界も保育園不足で待機児童があふれてた

   子育てを取り巻く問題、ワークライフバランスなどをテーマにしたドラマが増えているなか、このドラマの舞台はまさかのドラクエをパロディー化した世界だ。しかし、この非現実的な設定だからこそ、「育児がしんどい日本」という笑えない現実が、じつに軽やかに、コミカルに描かれていて、とくに子育て現役世代は、「そういうの、あるある!」と大いに共感しつつも、ライトに楽しめる。

   前田敦子は出産後初のドラマ主演とのことだが、ママになってもあっちゃんはごくフツーの〝等身大女子〟を演じさせたらピカイチで、むしろ母になった現在の彼女以外に、育児と魔王討伐(仕事)を両立させようと奮闘するメイにハマれる女優はいないのではと思わせる。キャスティングを考えた人、すばらしいです。

   また、同じ「伝説のパーティー」のメンバーで、大東俊介演じる勇者・マサムネ、MEGUMI演じるシーフ(盗賊)・ベラらもそれぞれにキャラが立っていて、次回以降は彼らの家庭事情も明らかになっていく模様である。大地真央が演じる魔王は「侵略のため人間を研究するも、魔族は雌雄同体であるため、『男だから』『女だから』という概念が理解できない」というキャラ設定もいい。

   いったいどんな攻撃を仕掛けてくるのか、ワクワクする。果たしてあっちゃんは育児と魔王討伐(仕事)を両立させる〝伝説のお母さん〟になれるのか。テーマはもちろん、ストーリーもキャスティングもかなり練り込まれ、ドラマとしてのクオリティが高いので、途中からでも一見の価値ありです。(NHK総合土曜深夜11時30分)

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