「One World Together : At Home」に、新型コロナウイルスに苦しめられるテレビの制作現場を思う
新型コロナウイルスによって、テレビの制作現場も著しく制約を受けています。各局とも、報道番組等を除いて番組やロケの収録延期を決めています。それは、一堂に会せないことと、海外ロケを含めロケに出られないからです。
そういう中で、米国の歌手レディー・ガガの呼びかけで、 新型コロナウイルスへの対応に当たる医療従事者らをたたえ、支援するチャリティーライブ「One World Together : At Home」が4月19日(日本時間)、全世界に生配信されました。
出演者の演奏は、YouTubeやAppleミュージック、Amazonプライム・ビデオなどでライブ配信され、日本ではフジテレビが4月19日午前1時30分から日本語字幕版を放送しました。
豪華アーティストが自宅でスタジオで生ライブ
番組の中では、レディー・ガガが一人でピアノを弾きながらナット・キング・コールの「SMILE」を歌い、ポール・マッカートニーが一人でキーボードを弾きながら「LADY MADONNA」を歌いました。スティーヴィー・ワンダーやエルトン・ジョン、ビリー・アイリッシュ、ジョン・レジェンド、ケイシー・マスグレイヴス、テイラー・スウィフトらも一人出演していました。
これは個別の歌や進行によるコンサートで、一堂に会していないし、ロケもありません。こういう手があるのだと思いました。
この番組を観て、感動しました。1つは出演者がそれぞれ自宅やスタジオから普通の音楽番組とは違い、くつろいだ雰囲気で楽しそうに歌っていたこと。そしてもう1つは、自分の身を顧みず尽くす医療関係者に、感謝していたことです。
番組でも、次々といろいろな病院で一生懸命に働く医療関係者の元気な映像が流れていました。特に集団で"頑張るぞ"という意欲を示したものが印象的でした。