2021年 4月 19日 (月)

SNSでの精子提供、事情はいろいろだが、リスクは覚悟しているのだろうか? 不妊に悩む夫婦、生々しい経験はなにを訴える...

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   不妊治療をする夫婦が第3者から精子提供を受ける場合、医療機関を通じるのが一般的だが、ツイッターなどのSNSを通じた個人間の提供が広がっている。スッキリがいろいろなケースを取材した。

   結婚6年目のAさん(40)の場合、5年間不妊治療を受けたが子どもに恵まれず、その後夫が無精子症と診断され、医師から「第3者の精子提供」を提案された。夫と相談して、先月からSNSで提供者を探している。

   第3者から精子提供を受けられる医療機関は全国で12カ所しかない。3380件の提供のうち出産は130人(4%未満)。

   Aさんは「提供する病院が地域になく、病院通いは交通費がかかる」。不妊治療で、受けにいくのに片道3時間、費用は約1000万円がかかったという。

   夫妻はこれまでにSNSで探した提供者とTV電話で面談し、人柄を見て決めた2人の男性から提供を受けたという。紙コップに精液を出してもらい、Aさんが自分でシリンジ(注射器型のスポイト)を使って膣内に挿入した。氏名など個人情報は明かさず、男性には交通費だけを支払った。まだ、妊娠はしていない。

   慶応義塾大学病院産婦人科の田中守教授は、「精液中に含まれるウイルスや細菌が母親にうつる可能性がある」と警鐘を鳴らす。

同性婚やシングルマザーの女性もネット提供を利用している

   ネットを通じた精子提供で出産したBさん(33)の場合は、同性のパートナーと暮らしている。医療機関での精子提供は「法的に婚姻している夫婦」が対象だ。それに該当しないBさんは、精子提供前にパートナーと提供者と3人で面談、提供男性は「親権は求めないし、子どもが父親を知りたいと言えばいつでも会います」と言った。出産した子は現在2歳になったが、第2子のため、現在も同じ男性から提供を受けている。

   シングルマザーのCさん(37)の条件は「学歴、身長重視」だ。子どもがいるが、第2子妊娠に向け、今年4月から募集中。これまでに4人から提供を受けた。「シリンジ法」と、排卵時期に合わせ実際に性行為をする「タイミング法」をしている。「セックス目的の人も多いです。希望通りには行かないと言うことを肝に銘じておいた方がいい。無責任な提供者が多いので」とCさんは言う。

   最近は、「子どもが親を知る権利」を認める流れが広がり、医療機関への精子提供者が減る傾向にある。

   ロバート・キャンベル「だれがやっているのかわからないサイトがある。危険きわまりない。一方で、シングルマザーやLGBTの人にも配慮しなければ」

   高橋真麻「子どもに恵まれず悩んでいる方々はすごくたいへんなんです。その人ごとに、それぞれの事情を、意見をもっていて否定できない。SNSを使っている人もいろいろなリスクを考えてやっているので、一概に危ないというのは、違うかな、と私は思う」

文・栄

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