2024年 4月 27日 (土)

<エール>(第105話・11月6日金曜放送)
舞台を降板した音は、歌う意欲をすっかり失ってしまった。裕一はそんな妻を教会に誘い出し「ここでもう一度歌ってくれないか」と頼む

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   古山音(二階堂ふみ)は舞台を降板してからというもの、音楽に対する熱意をすっかり失ってしまい、レッスンすら受けられなくなっていた。裕一(窪田正孝)はそんな妻をなんとか元気づけたいと考えていた。

   半月ほどたったある日、裕一は音を教会に誘う。以前、娘の華(古川琴音)と訪れた、孤児院を併設する教会だ。裕一は音には内緒で、そこでクリスマスの慈善音楽会を開く準備をしてきたのだ。これまでは生き抜くことで精いっぱいだった子どもたちに、世の中には楽しい文化あるということを伝えたい、とも願っていた。

   裕一「この教会で、もう一度歌ってくれないか。僕は音の歌が聴きたい。子どもたちにも聴かせてあげたい」

   裕一は音に楽譜を手渡した。音が歌うために村野鉄男(中村蒼)が作詞をし、裕一が曲を書いたものだ。

歌い終わった音「本当にやりたいこと、今日はっきりわかった」

   慈善音楽会の当日。子どもたちの合唱、ハーモニカ演奏、そして佐藤久志(山崎育三郎)と藤丸(井上希美)のデュエットと、会は楽しく進行していった。

   裕一「最後に歌うのは、私の妻・古山音です。僕が音楽を続けてこられたのは彼女のおかげです。掛けがえのない、僕の恩人です」

   歌い終わった音は、拍手に包まれ、晴れ晴れとした表情を見せた。

   演奏会後、片付けをしていた音と華は久しぶりに笑顔で語り合った。

   音「お母さんね、本当にやりたいことが今日はっきり分かった」

   華「私も何か見つかるかな」

   音「大丈夫。いつか見つかったら、全力で応援する」

   裕一はそんな2人の様子をこっそり見ながら、目を潤ませていた。(NHK総合あさ8時)

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