2021年 1月 20日 (水)

〈土曜ナイトドラマ「先生を消す方程式。」〉(テレビ朝日)
テレ朝が鈴木おさむに望むのは話題性のみで、ドラマ内容は二の次という傾向が見られ、実に胸クソの悪い学園ドラマに仕上がっている

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   田中圭、松本まりか、山田裕貴と役者の名前を見て、これは面白そうと思ったのだが......。鈴木おさむのオリジナル脚本による学園ドラマは実に胸クソの悪いドラマに仕上がっている。

   鈴木おさむ×テレビ朝日といえば、今年は浜崎あゆみをモデルにしたトンデモドラマ「M 愛すべき人がいて」もあった。いい悪いは別にして話題性という点では、あの「半沢直樹」にも劣らないほどだったので、そのご褒美でもう1作というところか。

   2017年の「奪い愛、冬」もだが、テレ朝が鈴木に望むのは話題性のみで、ドラマの内容は二の次という傾向が見られ、今回の「先生を消す方程式。」もそのパターン。「人にやさしく」(フジテレビ)や「生まれる。」(TBS)のような心に響くいいドラマを書ける人だと思うのに、奇をてらい過ぎてなんだかもったいない。

  • 「先生を消す方程式。」(テレビ朝日の公式サイトより)
    「先生を消す方程式。」(テレビ朝日の公式サイトより)
  • 「先生を消す方程式。」(テレビ朝日の公式サイトより)

担任を精神的に追い詰め、壊れていくのをゲーム感覚で楽しむという歪んだ進学校の生徒たち

   10月31日にスタートした「先生を消す方程式。」も実に残念なドラマだ。都内有数の進学校が舞台。田中圭演じる義澤経男(通称義経)が3年D組の新担任。成績優秀な生徒が集められたクラスだが、担任がメンタルに不調をきたし、この半年で3人も辞職したといういわくつきのクラス。担任を精神的に追い詰め、壊れていくのをゲーム感覚で楽しむという歪んだ生徒たちの中に志願して担任となった義経。生徒たちとの攻撃にもめげず、「笑顔でいれば幸せはついてくる!」とニコニコ。生徒VS義経が見どころ。

   「ごくせん」のヤンクミなど、落ちこぼれのどうしようもないクラスを熱血教師が変えるというのはこれまでの学園ものの常套手段だが、今回は都内有数の進学校というのが新しいといえば新しいところ。ところが、リーダー格の藤原刀矢(高橋文哉)以下、生徒たちが賢そうに見えない。で、学園ドラマが舞台なのに、肝心の学校がショボい。職員室も教室もまあショボいこと。「しくじり先生」の教室を使っているんじゃないか、と思うほど。テレ朝、お金無いの!? と心配になるレベルだ。

   21日放送の第4話では、義経は山田裕貴演じる副担任の頼田朝日(頼朝)に刺され、主人公の義経が殺されるというまさかのパターン。

   田中はもちろん、狂気の教師を演じる山田の演技も素晴らしく、こういうキワモノではないドラマで2人を見たかったなというのが正直なところ。寝たきりの松本まりかといい、俳優の無駄づかいが甚だしい。「テレビを消す方程式。」にならなければいいが......。

(毎週土曜23時~)

くろうさぎ

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