2024年 4月 24日 (水)

「ステージ3以上の地域でGoToトラベル停止を」 尾身茂会長はっきり提言

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   新型コロナウイルスの感染対策で、政府分科会の尾身茂会長がきのう9日(2020年12月)の衆議院厚生労働委員会で「GoToトラベルは、ステージ3相当以上の地域では中止した方がいいと再三申し上げてきた」と強く訴えた。なにしろ、きのうの新規感染者は2811人、重症者はおとといまでで555人と、ともに過去最多を更新した。それでも政府はGoTo推進を止めようとしない。

   尾身会長は11月の3連休前からGoToトラベルの運用のあり方を見直すように述べてきたが、大阪と札幌で一時停止されたほかは、東京で65歳以上と基礎疾患を持つ人の旅行自粛を求めただけ。おまけに、政府は来年6月までGoToトラベルを延長する方針まで打ち出し、菅政権と専門家とのギャップがはっきりした。

   司会の加藤浩次「かみあってないな」

GoToズルズルいくのが最悪シナリオ

   日本感染症学会指導医の水野泰孝医師は「人・人感染だから、接触を少なくすることが必要で、中途半端にやり続け、ズルズルいくのが最悪シナリオだ」と指摘する。

   モーリー・ロバートソン(ジャーナリスト)「先生は優しい方をしたが、本当にヤバイとしか聞こえない。GoToの看板を勇気をもって降ろすことを提言したい。自粛を超える介入が必要だ」

   坂口孝則(経営コンサルタント)「政府が動かない以上は、知事が声をあげるべきだ」

   加藤「GoToトラベルをいったん止めて、感染が減ったら再開したらいい。感染が広がるときは対策をやらないと」

   分科会はあす11日、ステージ3地域を「感染拡大」「高止まり」「減少」に分けて、GoToトラベルの一時停止や営業時間短縮などの段階的実施を要請するとみられる。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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