2021年 10月 22日 (金)

神奈川県、市中感染の追跡調査とりやめ!「保健所の負担限界、感染者あふれ労力かける意味がない」

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   「左を見ても右を見ても患者いっぱいなんです。本当に今は災害レベルです」。神奈川県医療危機対策統括官の阿南英明医師はきのう11日(2021年1月)、そう語った。

   神奈川県では保健所の負担が限界を超えたとして、9日(2021年1月)から濃厚接触者を特定するための追跡調査を縮小することにした。これからは医療機関や高齢者施設に絞り込み、市中感染の追跡は原則として行わない。

   神奈川県の新型コロナウイルスの感染者は12月2日(2020年)に214人だったのが、31日に587人、1月9日(2021年)に995人と大幅に拡大している。

   阿南医師は「濃厚接触者がわかるには3~5日後で手遅れ。今は街中に感染者が溢れている状態で、長時間の聞き取りに労力をかけても感染者が発生する。首都圏で積極的疫学調査を行う意味がない」と言っている。

専門医「把握されないクラスターが出てくる可能性も」

   司会の加藤浩次「では、この神奈川県の判断を専門家はどう見ているんでしょうか」

   日本感染症学会・専門医の佐藤昭裕医師は「1都3県の足並みをそろえないと周辺の県へ医療の負担が増す可能性が懸念される。会食による濃厚接触者が調査から漏れてしまう」といいながら、「この人材不足で仕方ないのか」と話す。

   同じ日本感染症学会の専門医・指導医の加藤哲朗医師は「人が補充されない限り、調査の優先順位をつけざるを得ない。保健所の調査で見つかっていた陽性者がスルーされるし、把握できないクラスターが出てくる可能性もある」という。

   加藤「何かを犠牲にしなければいけない状況になってしまっている」

   日本感染症学会・専門医の水野泰孝医師は「感染者が増えているわけで、打開策を打たなければいけないと思っています。やはり、本当に重要なものから優先順位、命の選択ともいうべきことかもしれません。こういう時にきているという認識を持たないといけませんね」と話した。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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