大震災10年の『啓示』? 「もう一回緩みを引き締めないと」と福島在住のなすびが反省

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   13日(2021年2月)午後11時すぎに起きた福島県沖を震源とする地震(M7.3)について、政府の地震調査委員会は「10年前の東日本大震災の余震と見られる」とし、余震は少なくとも今後10年は続く」という見解を示した。

   今回の地震では、宮城県と福島県で震度6強を観測。9県で150人以上のけが人が出ている。

   福島市で家族と生活するタレントのなすびさん(45)は、地震発生当時の様子について「地震が起きる直前は『ゴゴゴゴゴ』って地鳴りみたいのがあるのですが、これは大きいと思った。食器棚の扉が全部開いて、中から食器などが飛び出してきた」と話す。

   さらに、揺れについては「母親は東日本大震災の時よりも大きかったかも知れないと言っている。10年前は食器棚から物が出て割れたりしなかった。近所の人たちも同じようなことを言っていますね」と話した。

10年の歳月でどうしても鈍感になる。余震は続くぞ

   また、福島市在住のタレントでプロレスラーのゴージャス松野さん(59)は「寝る準備をしていたら、ドスンという激しい縦揺れ、その後に横揺れ。地震と言うより、マンションを誰かが大きく揺らしている感じだった。今までの余震では経験したことのない揺れで、真っすぐ歩ける状況ではなかった。壁につかまってやっと歩ける感じです。3・11の震災を思い出した」と振り返る。

   大震災から10年の歳月を経て緩みが出ていたという反省の声もある。ゴージャス松野さんは「当初は水をバスタブに張っておいたり、飲料水や非常食を備えたりしていた。東日本大震災で教訓を得たのに、10年の歳月でどうしても鈍感になる部分がある。余震は怖いものだと体験した」。

   また、なすびさんは「家族で落ち合う場所などを話し合っていなかった。準備不足の部分があった。来月で東日本大震災から丸10年というこの時期にこの地震が起きたというのは、何かの啓示なのかもしれない。僕も含め、みんなの緩みをもう1回締め直さないといけない」と訴えた。

   杉山愛(元プロテニスプレーヤー)「私も東日本大震災の直後は非常食や懐中電灯を入れたリュックを玄関の棚に置いていた。でも賞味期限が切れたものなどを処理した後に買い足していなかった。どこで何が起きるか分からないから、ちゃんと備えをしておかないといけないですね」

   近藤春菜(お笑いタレント)「私もポータブル電源を持っていますが、出しにくい場所にしまい込んでしまっている。改めて見直さないといけない」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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