千代(杉咲花)は、雨が上がったばかりの道頓堀を必死で走って行った。舞台衣装のままだ。
一方、岡田シズ(篠原涼子)もまたひとり娘のみつえ(東野絢香)を探してさまよっていた。
千代が向かったのは神社。そこには今まさに駆け落ちしようとしているみつえと福助(井上拓哉)がいた。
千代「何度でも言い続ければ、きっとごりょんさんは許してくれる。だってごりょんさんはみつえのお母ちゃんやから。でも、駆け落ちをしたら一生会えなくなる。うちは、そないなってほしない」
様子を見ていたシズは、若い2人を連れ福富に向かった...
そこへシズがやってきた。みつえは駆け落ちしようとしたことを謝ると、地面にひざをついて訴えた。
みつえ「うちはお母ちゃんたちと同じくらい福助さんが好きなんや。結婚させてください。許してくれはるまで何度でも言います。お母ちゃんを困らします。堪忍な、うちワガママな娘やねん」
その様子をじっと見ていたシズは、「ついといで」と言うと、みつえたちを連れて「福富」に行った。
シズ「お菊姉さん、みつえを、福助さんに嫁がしてやってもらわれへんやろか!」
こうして2か月後、2人は祝福されながら結婚することになった。(NHK総合あさ8時放送)