マラソン日本新なのに報奨金ゼロのなぜ? 東京五輪も選考ずみで目指すはパリだ!

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   「マラソンで日本記録が出ました」と司会の羽鳥慎一が冒頭一番、こう伝えた。きのう28日(2021年2月)、滋賀県のびわ湖毎日マラソンで鈴木健吾選手(富士通)が2時間4分56秒の日本新記録で優勝した。

   「では、大会の賞金は、となりますと」と斎藤ちはるアナが続ける。「なんと、なしということなんです」。マラソンの日本新記録をだすと「報奨金1億円が出る」という制度があったが、去年(2020年)3月に終了したため、もらえなかった。また、東京五輪の出場についても代表選考がすでに終わっており、出場の可能性はないという。

東京五輪を見据えての制度だから、仕方ないのか?

   「次の2024年のパリ五輪を目指しているということです」と羽鳥が言い加え、「良純さん、見ました?」

   石原良純(気象予報士、タレント)「僕、見てないんですよ。昼ごろに聞いて、びっくりしました。そんな記録が出るとは」

   羽鳥「私、たまたま見ていて、後半、めちゃめちゃ速かったです。お金だけではないと思いますが、(報奨金は)もらえないんですよね。残念です」

   石原「まあ、東京五輪を見据えての制度だったので、致し方ないですね。でも、2時間4分台を出したんだから」

   山口真由(信州大学特任准教授)「報奨金も東京五輪の出場もないのに、記録を挑んでいく選手の方には頭が下がります。こういう小柄な選手には厚底シューズがマッチしたのかもしれませんね」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「私にとっては、3時間でも2時間でもすごいことです」

   羽鳥「2024年のパリ五輪、楽しみになってきました」

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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