櫻井翔と広瀬すずが「探偵」役に挑戦 「天才」なのはどっち？ 「ネメシス」（日本テレビ系 4月11日日曜放送）

   横浜のさびれた雑居ビルの２階に「探偵事務所　ネメシス」がオープンした。「ネメシス」とは、正義の鉄槌で悪を砕くギリシャ神話の復讐の女神だ。事務所のメンバーは、探偵歴30年の社長・栗田一秋（江口洋介）と、スリーピースをビシッと着こなし一見デキる男風だが実はかなりポンコツの探偵・風真尚希（櫻井翔）、無鉄砲さで周囲を混乱させんがらも天才的ヒラメキで事件を解決に導く助手・美神アンナ（広瀬すず）の３人だ。

   そんなネメシスの記念すべき依頼者第一号は、「ググったら一番近かったから」というだけの理由で駆け込んできたスピード狂の美しき女医・上原黄以子（大島優子）。その依頼とは、彼女の雇い主である『磯子のドンファン』こと澁澤火鬼壱（伊武雅刀）に届いた脅迫状について調査してほしいというものだった。

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  「ネメシス」（日本テレビ系）の番組サイトより。

全員に動機あり、アリバイなし

   いくつもの大企業を傘下に収める澁澤ホールディングス総帥にして6人の『恋人』を持つ澁澤の屋敷では、その夜、澁澤の80歳を祝うパーティー行われる。そこに「誕生パーティーを中止しなければ、命の保証はない」という物騒な脅迫状が届いたのだ。ネメシスの3人は初仕事に意気揚々と澁澤の大豪邸に乗り込んだ。

   パーティー会場で澁澤は、銀座の高級クラブのママ・村崎由香里（黒沢あすか）や演歌歌手・森銀子（橋本マナミ）ら6人の『恋人』たちと上原を前に「暗号を解いた者に、この屋敷を丸ごとやろう」と宣言する。その暗号は「宝を隠したのは、心に一線引かぬ者」というものだった。こうして10億円の財産をめぐる宝探しゲームが始まった。

   その深夜、澁澤がカギのかかった自室で死んでいるのが見つかった。ステッキとして使っていたゴルフクラブで頭部を殴られたのだ。そして傍らには、あるパーティー参加者を「犯人」と名指しした、血で書かれたダイイングメッセージが残されていた。

   容疑者は依頼主の上原も含めた７人の美女たち。全員に殺害の動機があり、しかも全員にアリバイがない。ポンコツ探偵・風真と天才助手・アンナは、さてどうやってこの難事件を解決するのか......。

   こうして目の前の難事件を解決していく一方、3人が探偵事務所を開いたのには別の目的があった。それは、今から20年前、インドで突然姿を消した科学者でアンナの父親・美神始（仲村トオル）の行方を探ること。アンナは始の親友だった栗田と、始の失踪に関わっていた風真の力を借りるためネメシスに入ったのだった。

   始の失踪のきっかけとなった『20年前の事件』の謎が解けたとき、衝撃の真実が明らかになる。（よる10時30分放送）

（寒山）