2021年 8月 2日 (月)

バラエティー番組の当たる要素をすべて満たしている「世界の果てまでイッテQ!」

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   私は、長年日本テレビで、番組制作に携わって来ました。主流は、バラエティー番組の制作でした。

   バラエティー番組がヒットする要素を、いつも考えてきました。

   まずは、「与えられた条件」を、よく考えるということです。このコーナーでも以前に書いた「謎とき冒険バラエティー 世界の果てまでイッテQ!」という番組を例に、考えを述べます。「イッテQ!」は、日本テレビの古立善之君の企画・演出です。

   この番組の「与えられた条件」とは、日曜日の20時という、視聴者から一番見られる時間帯にあることから、視聴率をとらなければいけないという条件を持っています。それから、家族揃って視聴されるという条件を、備えています。

   この条件を満たす企画が、宮川大輔の「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」と「珍獣ハンターイモト ワールドツアー」の2つです。

   宮川大輔の「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」は、月1回ほど放送されている名物企画で、「お祭り男」宮川大輔がその月に開催される世界のお祭りをランダムに選び、体験するものです。イモトアヤコの「珍獣ハンターイモト ワールドツアー」では、我々の知らない摩訶不思議な生物、その珍獣の驚くべき生態を紹介しています。イモトの衣装はセーラー服、メイクで太く描いた眉毛とともにトレードマークとなりました。イモトは、蛇と顔に水がかかるのが苦手で、ロケで水はどうにか克服しましたが、蛇は"ヘビタッチ"に何度も挑戦したものの、未だに克服できていません。この企画はイモトがブレイクするきっかけとなりました。

  • 日本テレビの「世界の果てまでイッテQ!」番組サイトより
    日本テレビの「世界の果てまでイッテQ!」番組サイトより
  • 日本テレビの「世界の果てまでイッテQ!」番組サイトより

イモトや宮川大輔らの冒険が多くの視聴者に笑いと感動をもたらす

   次に「たどり着くべき目標」を、考えなければいけません。

   目標は、より多くの視聴者に、笑いと感動をもたらすということです。その結果、高視聴率につながります。

   イモトアヤコの「イッテQ!登山部」(これは、「珍獣ハンター」が当たったので、次の企画として考えられたものです)では、マッターホルンを始めとして、有名な山々の登山に成功しています。

   また、出川哲朗の「男の挑戦シリーズ」というコーナーがあり、出川が「出川ガールズ」を連れて、体を張って様々なことに挑戦するのです。これは、「男...それは夢を追い続ける生き物、男...それは不可能なことに挑み続ける挑戦者、そんなロマンあふれる企画」というテーマで始まったもので、番組ご意見番出川哲朗が、不器用ながら、「リアクション芸人魂」を燃やし、挑戦していく企画です。「ゴムパッチン世界記録に挑戦」「人は翼なくして何メートル飛べるのか」といった、極めてオーソドックスなチャレンジ物ですが、出川が体を張って芸人魂を燃やす、本当に面白いコーナーです。

   「世界の果てまでイッテQ!」は、私が考えたバラエティー番組が当たる要素を、満たしているのです。

渡辺弘(わたなべ ひろし)
渡辺 弘(わたなべ ひろし)
1952年生まれ。東京大経済学部卒業。1976年に日本テレビに入社し、制作局CP、ドラマ制作部長として番組づくりの現場で活躍。編成局長、制作局長、取締役報道局長、常務・専務を歴任した。「マジカル頭脳パワー!!」「THE夜もヒッパレ」「「スーパーJOCKEY」「24時間テレビ」などヒット番組をプロデュースした。 現在は「情報経営イノベーション専門職大学」客員教授。映像会社「2501」顧問。
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