精子提供トラブルで3億円提訴 若狭勝弁護士が「いちばん危惧」すること

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   「ちょっと驚きのニュースです。精子提供をめぐるトラブルなのですが...」とMCの谷原章介が切り出した。12日(2022年1月)の「めざまし8」は、SNSで知り合った男性から精子提供を受け出産した女性が、男性が国籍や学歴を偽っていたなどとして約3億3000万円の損害賠償を求め提訴したケースを取り上げた。

   訴状によると、原告女性は30代。夫との間に第1子をもうけた後、夫に遺伝性の難病の疑いがあることが判明。第2子を希望していた女性は、SNSで精子提供者を探し、2019年3月に20代の男性と知り合った。男性とのやりとりから「夫が卒業した東京大学と同等の学歴」「未婚者」「日本人」という条件に合致していると信じ、4月から10回ほど性交渉による精子提供を受け、第2子を妊娠。

  • 子供のケアの重要性を指摘する声も
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「条件合致」はウソだった

   ところがその後、この男性が言っていたことが全てウソであることが判明。男性は中国籍で、既婚。また学歴も、申告していた京都大学ではなく、別の国立大学卒だったことが分かったという。その時にはすでに中絶可能な時期を過ぎていたため、女性は出産を決意。しかし生まれた子どもは、「女性は第2子を育てられる精神状況ではない」という東京都の判断により、児童福祉施設に預けられているという。

   谷原「そもそもウソをついた男性に大きな責任があると思いますが、女性の訴えは認められるのでしょうか」

   若狭勝(弁護士)「被告側がどんな反論をしてくるかでも今後の行く末が決まってくる。1つの争点としては、10回程度性交渉を結んだ過程において、最初に出した条件がトーンダウンしてきた可能性はないか。つまり、この男性の人となりを見て、『この人の子どもだったら』という気持ちにだんだんと変わっていった可能性があるかないかということです」

   若狭弁護士は、ここで「個人的な思い」も口にした。「この正月に三浦綾子さんの『氷点』という小説を読んだのですが、これはまさに自分の赤ちゃんの出自を問題としたものです。今回の訴訟を見たときにこの小説とダブりました。生まれてきたお子さんが将来どういう立場になるのかということをいちばん危惧しています」

   谷原「子どもはもう既にいるわけで。お母さんの気持ちのケアも大事ですが、同時にその子どもはお母さんの血も半分引いているわけですから。その子の幸せを、人生を作っていくケアもしてあげたい」

(ピノコ)

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