「うまい棒」43年ぶり値上げも「感謝」の声 これまでの踏ん張りに「駄菓子のヒーロー」

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   「『うまい棒』が発売以来初の値上げへ」。けさ25日(2022年1月)の「THE TIME,」で司会の安住紳一郎が伝えた。お菓子メーカーの「やおきん」(東京都墨田区)は1979年に発売した「うまい棒」を初めて値上げする。現在の10円(税抜き希望小売価格)を4月1日出荷分から12円(税抜き)にするという。43年の歴史で初めてのことだ。

   うまい棒が発売された1979年といえば、インベーダーゲームの流行や第2次オイルショックが始まった年、いま63円の葉書が20円だった頃だ。

  • やおきんの「うまい棒」
    やおきんの「うまい棒」
  • やおきんの「うまい棒」

「THE TIME,」で街の声伝える

   「10円菓子」の象徴ともいえるうまい棒の値上げについて、東京都内の老舗駄菓子店の店主は「残念は残念ですけど、時代の流れからいえばしようがない」と話す。街で聞くと、「それはちょっと残念」(50代女性)、「10円だからこそ、意味があったのに。それが10円じゃなくなるってことでしょ。人生、終わり...」(20代男性)

   「やおきん」の関係者は「主な原料のコーンや植物油などの価格が上昇、企業努力で許容できる範囲を超えてしまった」とコメントしている。

   「世間のニュース関心調査」でもこのニュース、4位に入っていた。10代の女性は「母が生まれた当初から10円を守り続けてきたのは、すごく感謝です。12円じゃなくてももう少し上げてもいいんじゃないかと思いました!!」、30代女性も「43年も値上げしていないことがすごい!駄菓子のヒーロー」といったコメントが寄せられていた。

   それにしても、昭和、平成、令和にわたり、10円玉1個で守ってきたお菓子がまだあったとは。

(一ツ石)

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