節分の豆まきに「食品ロス・差別」論 加藤浩次は大反発

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   「豆まきには、現代社会ではふさわしくない点がいくつかあります」ときょう3日(2022年2月)の「スッキリ」で岩田絵里奈アナウンサーが切り出したのは、節分の話題だ。農林水産省が提案する「コンプライアンス豆まき」を紹介する番組冒頭の軽いオープニングトークのはずだったが、MCの加藤浩次がかみつき、想定外の論争となった。

   現行の豆まきの問題点とは、素手で豆を触ることが感染症対策にふさわしくないこと、豆が地面に落ちると食べられずに食品ロスにつながること、鬼は悪者と決めつけるのは差別に当たること、そもそも人にものを投げつけるのは良くないことの4点なのだそうだ。

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「豆まきとコンプライアンスは別」

   そこで、岩田アナが伝えたのは、農水省で和食のPRをしている外食・食文化課食文化室の担当者2人が考えた「農林水産省的コンプライアンス豆まき」だ。「消毒・換気の徹底。大声は出さない」「食品ロスに配慮し、小袋・ラップで包む」「すべての鬼が悪いと決めつけない」「豆を投げる際は鬼役に許諾をとってから投げる」を提案している。

   さらに、このコンプラ豆まきを解説した動画を農水省公式チャンネルに投稿。担当者のうち1人が鬼のお面をかぶって鬼役となり、役所の窓口にやってきたという想定の芝居を披露している。窓口係役が「鬼は外」と言う代わりに、「どうぞお引き取りください」と言いながらラップでカバーした豆を鬼に進呈し、「アレルギーはございませんか?」と一応確認したうえで、「年齢はお聞きしませんので、必要な数お取りください」とプライバシーにも配慮している。

   スタジオのコメンテーターらは「『お引き取りください』はいいかもしれない。新しいですね」などと肯定的だったが、VTRを見ながらしきりに首をひねっていた加藤は「え?節分はいいんじゃないの?みなさん、奥歯に何か詰まったようなコメントを言ってるけど、俺ははっきり言いますよ。関係ねえじゃん。豆まき、やるべきだよ。そういうルールでやってきたんだから。豆まきとコンプライアンスは別」ときっぱり。

   岩田アナが「あくまでも文化を否定するわけではなく、多様化する時代に合わせての提案です」ととりなそうとしたが、加藤は「大豆業者はどういう気持ちだろうか」などと脱線しながらも勢いが止まらず、最後は岩田アナが「みなさん、お好きなように節分を楽しんでいただければ...」とトークを締めていた。

(キャンディ)

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