2024年 5月 4日 (土)

また巨額給付金詐欺 「勧誘された」人をスッキリが直撃

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   森圭介アナが「巨額の給付金詐欺が相次いで明らかになっています。先日は一家4人で10億円をだまし取り逮捕されましたが、それとは別に、新たに2億円をだまし取った事件が明らかになりました。この詐欺グループには東京国税局の現役の職員もいました。スッキリでは、給付金詐欺から勧誘を受けたという人を取材しました」と切り出した。3日(2022年6月)の放送。

  • 多額の給付金詐欺事件の摘発が相次いでいる(写真はイメージ)
    多額の給付金詐欺事件の摘発が相次いでいる(写真はイメージ)
  • 多額の給付金詐欺事件の摘発が相次いでいる(写真はイメージ)

国税職員らを逮捕

   詐欺グループは、大学生などを中心におよそ200人に嘘の申請をさせ、計2億円を不正に受給した疑いがあるとみられている。逮捕された国税局職員らは、「持続化給付金指南役チーム」というLINEのグループを作り、情報共有をしていた。グループメンバーは不正に受給した100万円は申請者に渡さず、20万円を自分たちグループの報酬として受け取り、80万円を暗号資産に投資して運用していたという。

   持続化給付金を申請するには確定申告の書類、売上台帳や通帳、身分証明書の写しが必要で、はこれまで424万件の申請があり、5.5兆円が給付されている。

   不正受給問題に詳しい上原幹男弁護士は「売り上げや納税額など、矛盾のない偽造の確定申告書と言えるところをわかっていた可能性がある。制度をよくわかっていた人間の犯行といえる」と分析。元経済産業省官僚の石川和男氏は「国税局のチェック体制の『穴』を熟知していたのではないか」としたうえで、「納税額が少ないとあまりチェックしないということがあるらしい。取り締まる側にも人数に限りもありますから。大物を取り逃がさないことが大切という組織のことをわかっていたのだと思います」と指摘した。

   今週は、このほかにも約9億6000万円もの持続化給付金をだまし取った事件が明らかになっている。番組がSNSを調べたところ、持続化給付金詐欺の誘いを受けたという投稿が複数あった。

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