2024年 5月 5日 (日)

鎌倉殿の13人 頼家のダメダメぶりに「開いた口もふさがらない」

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   NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」7月24日(2022年)放送回。北条時政(坂東彌十郎)と比企能員(佐藤二朗)の争いにより、義時(小栗旬)と梶原景時(中村獅童)の構想から大きく逸脱し、訴訟取次を行う宿老たちは13人に膨れ上がった。(ネタバレあり)

  • NHKの「鎌倉殿の13人」番組サイトより
    NHKの「鎌倉殿の13人」番組サイトより
  • NHKの「鎌倉殿の13人」番組サイトより

政子も登場し一喝

   鎌倉殿として父のように尊敬されたい源頼家(金子大地)は、御家人たちのこの体制を自身の力を侮っている結果だと捉えて憤慨。その代わりに、北条時連(瀬戸康史)・頼時(坂口健太郎)ら若い御家人をそばに置きけん制することになった。

   13人体制のはじまりはじまりである。ところが早速、大問題が勃発。頼家は、妻や側室たちをそっちのけに、安達盛長の息子、安達景盛の妻との不倫を楽しんでいた。父譲りなのかもしれないが、なんだかぎこちなく感じるのは、鎌倉殿の地位について「不安」でいっぱいの気持ちを隠そうとしているからか。

   その後、その景盛の妻を自分の妻にしたい。さもなければ打ち首だとまさかの脅迫。この暴君ぶりには開いた口がふさがらない。盛長の父、安達殿は頼朝の代表する忠臣であったことはよく知っているはずである。それを、親子もろとも斬首にしようとはなにごとであろうか。

   この場面での、頼家に対する安達殿の態度が大人として、また忠臣として、素晴らしかった。頼朝に対しても、また頼家に対しても敬う姿勢を忘れずに、妻を奪うとは言語道断であるときっぱり。ツイッターなどでも、「(父親があんなにも頼りにしていた)安達によくそんな仕打ち出来るな頼家?!」「頼家、(略)それだけは人道に背くのよ?」など、頼家に対する怒りは視聴者の間でも共有されていたようだ。

   そしてなんと政子(小池栄子)までが登場。母親登場で頼家の驚いた顔はどの時代でも同じである。「同じことをせつやつつじの前でも言えますか」と政子の一喝に頼家は引き下がることになったが、それにしても身勝手な行動である。こんなことが仮にもまかり通ったら、それこそ信用失墜。頼家には御家人の誰からも愛想つかされるであろう。

   頼家の頼りなさ、身勝手さ、幼稚さにはあきれるばかり。今後、ちゃんと鎌倉殿になってほしいのだが、なかなかそうもいかないのかもしれない。

(Y・U)

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