ゴーカート暴走 2歳児死亡 安住紳一郎アナが訴えたこと

   「北海道・森町でゴーカートが暴走した事故。病院に運ばれた2歳の男の子が亡くなりました」とけさ20日（2022年9月）の「THE TIME,」で司会の安住紳一郎が伝えた。

   森町で18日、開かれたイベントで11歳の女の子が運転するゴーカートが見物客に突っ込み、子ども3人が病院に搬送された。頭を打ち意識不明となっていた函館市の吉田成那ちゃん（2）がきのう19日、亡くなった。イベントの主催者によると、女の子は走り終わって発着場に戻る際、最後のカーブを減速し切れず時速40キロほどのスピードで直進、コース外に飛び出したという。

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  番組サイトより

より速いスピードが出る「レーシングカート」

   イベントを行った函館トヨペットの坂上裕一車両企画部長は「ピットインで低速になる場所なのでフェンスがない状況」という。

   遊園地などのゴーカートは通常、最高時速30キロ程度に設定されているが、今回の事故を起こしたのはより速いスピードが出る「レーシングカート」とわれるタイプだった。来場者の1人は「遠目から見た時はプロが先頭をデモ走行しているのかなってくらい速かった」と語る

   ゴーカートには運転席の背中側にブレーキレバーがあるといわれるが、今回使われたレーシングカートにはついていなかったという。

   運転指導を担当していた新千歳モーターランドの九谷田聡常務は「手を伸ばして体を引っ張ってとか、アクセルペダルを引っ張って止めてとか、やろうとしたんですが、限界でした」と話す。

   警察は事故の状況や安全管理体制などについて調べている。

   視聴者からは「2歳の子が亡くなったこともつらいけど、11歳のことを考えると心が痛い」といった声も寄せられている。

   安住「操作ミスということだと思いますが、周りの方が11歳の彼女のことを全力で守ってあげてほしいなと思います」

（一ツ石）