安倍氏国葬で岸田首相の「黄金の3年」吹っ飛んだ? 浜田敬子、「政局」可能性を指摘

   「いよいよ来週の火曜日です」ときょう21日(2022年9月)の「モーニングショー」でMCの羽鳥慎一が切り出したのは、安倍晋三元首相の国葬の話題だ。国葬への反発で内閣支持率が軒並み落ちていることに加え、自民党議員が欠席を表明したり、閣僚から「説明不足」を指摘されたりと、身内からも疑問の声が上がっている現状を伝えた。

  • 岸田内閣の支持率の動向に注目が集まっている
    岸田内閣の支持率の動向に注目が集まっている
  • 岸田内閣の支持率の動向に注目が集まっている

自民内部からも「欠席」の声

   欠席を表明したのは、元行政改革担当大臣の村上誠一郎議員。時事通信によると、「最初から反対だし、出るつもりもない。財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した」と話しているという。

   また、浜田靖一防衛相はきのう20日の記者会見で、国葬への理解が広がっていない原因を記者から問われ、「まだ説明が足りていない、ということだと思います」と述べた。

   報道各社が行う世論調査では、内閣支持率が低下しており、ANNの調査では岸田政権発足以来最低の36.3%だが、当の岸田首相は「世論調査の結果については一喜一憂しない」という姿勢だ。

   羽鳥「ANNの調査では、国葬に反対(の人)が54%、岸田首相の説明に納得できない(という人)が62%となっています」

   浜田敬子(ジャーナリスト)「岸田さんは先の参院選で勝った際に『(次の選挙まで)黄金の3年間が待っている』と言われていたのに、かなり厳しくなってきました。会社によっては支持率20%台という結果も出ている。30%を切ると危険水域と言われるので、政局が始まらないとも限らないのでは」

   玉川徹(テレビ朝日社員)「説明が足りないとか国民の理解力がないわけではなく、この問題点を正確に理解したうえでの結果が、この世論調査だと思います。国民に弔意をお願いできない時点で、国葬の体をなしていません」

(キャンディ)

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