大谷翔平選手の記録ラッシュ 中でもスゴイのは?(モーニングショー)

   エンゼルスの大谷翔平(28)が14勝目(8敗)をあげた。勝ち星や本塁打数(34本)で「野球の神様」と言われたベーブルース(13勝7敗、11本塁打)を上回った。さらにメジャーリーグ初めての快挙となる「200奪三振、30本塁打」の記録も打ち立てた。26日(2022年9月)の「モーニングショー」が伝えた。

   大谷選手は日本時間の今朝、行われた試合でも、3番指名打者で先発出場。ヒットを打ち、自己最長タイの、11試合連続安打を記録した。

  • 大谷翔平選手
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「彼は本当に、この惑星に実在する選手なのか?」

   日本時間の午前3時過ぎに始まったツインズ戦では1回1アウト、ランナー2塁の場面で、センター前に安打。相手が悪送球する間に、エンゼルスが先制した。9回の第5打席(日本時間6時30分ごろ)でも、レフト前にタイムリーヒット。今シーズンの打点を「93」に伸ばした。

   23日に大谷が登板した試合では、試合開始時点で天気は雨、気温は11.6度だった。ボールを握る右手に、何度も息をかけて指を温めた。2回裏のピッチングでは、1アウトから外角に落ちるスライダーでまず、この試合最初の三振をとった。次の打者も、外へ流れる変化球で空振り三振。続く4回には、2人の打者から連続三振をとり、「200奪三振30本塁打」のメジャーリーグ史上初の快挙を遂げた。次の打者も、時速158キロの快速球で、この回3者三振、試合でも5三振目を奪った。テレビの解説者は、「彼は本当に、この惑星に実在する選手なのか?」。勝利投手の権利がかかった5回にも、2つの三振を奪った。

   一方で、エンゼルスが3-2と1点差でリードした7回、2アウトで打席が回ると、センター前にライナーで打ち返し、自ら勝利投手を手繰り寄せる4点目をたたき出した。

   「記録ラッシュ」のなかで注目されるのが、「1試合当たりの奪三振率」。大谷は現在、両リーグ1位の「11.94」で「12.00」が目前だ。規定投球回に到達したうえで、奪三振率「12.00」はランディ・ジョンソンなどメジャー史上18人だけだ。大谷選手は「奪三振能力はひとつの強みだと思うので、一年間通して、ここまでこられているのは良いことだと思う」。規定投球回の162(現在153)に到達するには、残り2試合(9月30日、10月6日登板予定=いずれも日本時間)であと「9イニング」が必要。

   コメンテーターの堤伸輔(元フォーサイト編集長)「ベーブルースの記録が1918年ですからもう、104年ぶり。去年は勝利数が一つ足りずに悔しい思いをしたんですが。ベーブルースの11本は当時のリーグ最多で本塁打王なんですよ。当時はヒトケタでもホームラン王になるくらいの時代だった。当時は移動も夜汽車でするような時代。今のようにチームのジェット機で移動する時代でもないですが」。

(栄)

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