2024年 2月 27日 (火)

韓国ソウル転倒事故 山口真由弁護士「一方通行など事前にやることがあったはず」

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   ハロウィーンを控えた10月29日(2022年)午後10時頃、韓国ソウルの繁華街、梨泰院(イテウォン)で群衆が折り重なるように倒れ、多くの人が亡くなる事故が発生した。31日午前7時時点で外国人26人を含む154人の死亡が確認されているが、多くが20代から30代の若者。日本人も冨川芽生さんら女性2人が亡くなっている。現地で何が起きていたのか。今日31日の「モーニングショー」はスタジオに専門家を招いて話を聞いた。

   梨泰院は、人気ドラマ「梨泰院クラス」のロケ地としても有名。大使館などが立ち並ぶことから外国人が集まりやすく、数年前からハロウィーン中心地となっている。地下鉄駅がある梨泰院通りと、クラブやバーが立ち並ぶ世界グルメ通りが並行し、その間を坂道の路地が結んでいるが、事故はこの幅3.2メートル、長さ40メートルの脇道で発生した。

  • 韓国の転倒事故で多くの犠牲者が出た(写真はイメージ)
    韓国の転倒事故で多くの犠牲者が出た(写真はイメージ)
  • 韓国の転倒事故で多くの犠牲者が出た(写真はイメージ)

石原良純「人が左右に揺れて地震の映像を見ているみたい」

   事故直前の様子が撮影された動画をみると、午後8時頃から「左に行きたいんですけど戻れない。横道に押し出されました」と大混雑。しかし地下鉄出口からは次々と人が出てくる。9時過ぎの世界グルメ通りは身動きがとれず、悲鳴が響き渡っている。群衆は塊となってゆっくりと左右に揺れるような状況に。いつ将棋倒しが起きてもおかしくない状況の中、午後10時頃に事故が起きた。

   坂道で下敷きになった人は、折り重なる人の重さでなかなか救出できない。心臓マッサージもいたるところで行われているが、救助隊員だけではなく、仮装した人も手伝っているという混乱ぶりだ。

   金慶珠(東海大学教授)「古くからの繁華街で、再開発が本格的に進んでいない。路地裏のレストランなど狭い道が多い。日本でいうと六本木と歌舞伎町など、いろんな文化が凝集しているソウルの中でも独特な地域」

   西成活裕(東京大学教授)「私にとっては歌舞伎町。小さな店、繁華街、細い道と坂道があるが、一本道で何かあったときに逃げられない」

   石原良純「(直前の映像は)人が左右に揺れて地震の映像を見ているみたい」

   西成教授「群衆事故の典型的な揺れ方。全体が塊のように動いて、誰かが落ちると真空地帯のように崩れる」

   山口真由(弁護士)「複数の要因が重なったと思う。韓国でも雑踏警備という考え方があるはず。一方通行など事前にやることがあったはず」

   金教授「地域、企業が主催する場合は安全管理基本法が適用され、計画を練るが、今回は主催者がいない。自発的な人だかり短時間でできてしまった」

   事故現場では、人が倒れた後も群衆が進み続け、5層から6層になった。286人の死者・負傷者は10畳ほどの場所に集中していて、下敷きだけではなく立ったままの圧死もあったという。

   西成教授「立っていても最大400キロの力が来て、呼吸ができなくなる。押された結果、浮いてしまう人が発生し、浮いてしまった人が落ちて倒れることで雪崩のように倒れこむ群衆雪崩が起きる。1平方メートルに10人以上入ると危険だが、今回は15人ほど密集していた。満員電車でも1平方メートルに7人ほど。2人から3人のところでアラートを出さなければいけない。群衆事故は合流、ボトルネック、交錯で起きることがほとんどで、今回も一方通行だったら防げたかもしれない。群衆は後ろから止めなければいけないが大事なのはどこで止めるか。止める場所を間違えるとそこにひとが溜まる」

   金教授「朴槿恵政権はセウォル号対応で批判が起きた。今回の事故が尹錫悦政権への大打撃になることも予想される」

(みっちゃん)

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