「最初はパー」講師役の小藪千豊 セリフが「いかにも本人が言いそう」な内容

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   SixTONESのジェシー主演。金曜ナイトドラマ「最初はパー」(テレビ朝日系)。お笑い養成所を舞台にした物語で、ジェシーとコンビを組む澤村銀平を演じるのは市川猿之助。ほかに、生徒役で、賀喜遥香(乃木坂46)、基俊介(IMPACTors / ジャニーズJr.)、青木柚、迫田孝也ら。

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異彩を放つ澤村役の市川猿之助

   なかでも異彩を放つのが澤村役の市川だ。裏社会で生きてきた一見コワモテ風。ジェシー演じる利根川豪太と、残り物同士で「最初は、パー!」というコンビを結成するのだが、ひとりだけ劇画タッチの演技で悪目立ち(!?)。絶賛休業中のいとこ・香川照之を彷彿させる暑苦しさで、これも澤瀉屋(おもだかや)の伝統芸だろうか。

   香川の代名詞ともいえる顔芸をこのまま失くしてしまうのは惜しいと思っていたので、今回の市川にホッとした。香川の復帰までぜひ守り抜いて欲しい。

   もうひとり、忘れていけないのが、お笑い養成所の鬼講師・相田忠則役の小藪千豊。生徒たちを罵倒しまくるイマドキ珍しいパワハラ講師だ。とはいえその言葉には結構、説得力があったりもする。コンビ名を訊かれた2人が「最初はグー」と自己紹介したところ、「何も掴んでへんくせに握ったままでどうすんねん。最初はパーやろ」とぶっきらぼうにツッコんだことで、「最初はパー」というコンビ名に変わったというエピソードもあった。台詞のひとつひとつが、いかにも小藪が言いそうなもので、あて書きかと思うほど。小藪でなければこうはいかなかったかもしれない。

   企画・原作・脚本/秋元康。総合監修/佐久間宣行とその道のプロたちが並ぶ。だからきっと面白いはず、と見ているが、軽~くすべっている感じも。それも想定内?とりあえずジェシーの顔と名前は覚えた。

(大熊猫)

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