強盗アウトソーシング時代の恐怖 個人の安全どう守る?めぐり論議 (めざまし8)

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   今日24日(2023年1月)の「めざまし8」では、関東各地で相次ぐ強盗事件の詳細とともに、防衛策についても詳しく報じた。

   先月5日、東京都中野区の住宅に男ら数人が押し入り現金3000万円を奪い逃走した事件では、容疑者2人がすでに逮捕され、警視庁は他に犯行グループ数人の逮捕状も請求する方針だが、このグループが去年発生した東京都稲城市の事件や山口県岩国市、広島県広島市の事件にも関与している可能性があることが明らかになった。各地で起きた事件の点と点がつながることで徐々に大がかりな連続強盗グループの犯人像が見えてきた。

  • 事件の捜査が続いている(写真はイメージ)
    事件の捜査が続いている(写真はイメージ)
  • 事件の捜査が続いている(写真はイメージ)

谷原章介「各個人が自分たちの安全を守る、そういう時代に...」

   番組では、路地を走る白い車の防犯カメラ映像を紹介した。この車は東京都狛江市で1月19日に起きた強盗殺人事件で使われたレンタカーとみられており、その後この車は現場近くのコインパーキングに乗り捨てられていた。警視庁はレンタカー2台を押収、1台からは所持品も見つかっている。

   「(警察が)覆面パトカーに乗って、ずっとその車を監視していた感じです。犯人の車なのかなと思いました。相模ナンバーのレンタカーで、白の車」(不審者の目撃者)

   今月12日、千葉県大網白里市で起きた金券ショップ強盗事件でも、犯行に使われたとみられるのは黒のレンタカー。さらに埼玉県と茨城県の強盗に使われたのも同じレンタカーとみられることが明らかとなった。

   「手慣れたプロの犯行とは考えにくい。つまり素人。身分証明書がないとレンタカーは借りられないですから、結局借りた人間のあらゆる証拠が残る。闇バイトの構造の中で指南役がいてそこから指示が出たとすれば、捕まろうがどうしようが構わない。簡単にいえば尻尾切りしやすいってことです。ある意味仲間ではなくアウトソーシング、つまり下請けで、どうとでも使える道具として実行犯を用意する。SNSでいつでも次々と手駒は用意できる」(裏社会に詳しいジャーナリスト石原行雄さん)

   相次ぐ連続強盗に、防犯意識が高まる傾向も。セキュリティー会社のセコム月額7590円の戸建てプランでは東京23区の場合、非常ボタンの通報やセンサーが侵入を感知すると25分以内に警備員が急行する。問い合わせは通常の5倍になっているという。

   MCの谷原章介「これからは各個人が自分たちの安全を守る、そういう時代になったんですね」

   立岩陽一郎(ジャーナリスト)「これまで組織犯罪は構成員がいて、ある意味警察が捜査しやすかった。今回の話はたどれない。批判覚悟で伝えたいが、現状では警察の捜査が対応できない。手足は逮捕できるが中枢までいけない。アメリカなどで導入している盗聴や、内部に潜入して一網打尽にするおとり捜査をそろそろ議論しないと対応できない」

   谷原章介「特殊詐欺みたいなお金は奪っても命は取らない犯罪からだんだんと形を変えて許せない犯罪になってきました」

   金子恵美(元衆院議員)「今回は家族と同居しているけれど、お一人のところを狙った。防犯カメラも位置がわかって壊している。知り尽くしているわけです。実行犯は素人、ずさんというが、むしろ非常に周到に調べ上げている。個人でもIOTを活用するなど自分たちの身を守るセルフセキュリテイが必要な時代がきている」

   武井壮(タレント)「有効なのはすごく大きな音が出るようにしておくとか、フラッシュライトが点滅するとひるみやすい。同時にライブ配信が始まるとか、警察とリンクするとか」

(みっちゃん)

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