2024年 5月 19日 (日)

<今週のワイドショー>フィリピンから「指示役」送還 各番組が注目した論点は?

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   今週(2023年2月6日~)も、ワイドショーを賑わせたのは連続広域強盗・殺人事件の続報でした。過去に例のない大がかりな犯罪とあって、各局はフィリピンから強制送還されてくる主犯格4人の様子を、中継を交えて詳しく報じました。

  • 警察の捜査が本格化している(写真はイメージ)
    警察の捜査が本格化している(写真はイメージ)
  • 警察の捜査が本格化している(写真はイメージ)

防弾チョッキ、身柄引き渡し交渉...

   4人のうち、まず今村磨人容疑者と藤田聖也容疑者の2人が7日に送還されました。(J-CAST)ワイドショー通信簿の「フィリピンから強制送還2人が『防弾チョッキ』」(7日、テレビ朝日系「モーニングショー」)には、収容所から空港到着までを逐一中継した、とあります。2人に防弾チョッキをつけさせるフィリピン当局の厳重に警戒ぶりに、司会の羽鳥慎一さんは「衝撃です」。パックン(お笑いタレント)は「絶対に無事に空港まで送りたい。(比当局は)メンツを立て直したいということですね」。

   朝日新聞によると、主犯格4人のトップは渡辺優樹容疑者で、すでに2019年に逮捕状が出ていました。今回、マルコス大統領の就任後初の訪日(8日~12日)に影響を与えないよう、当局が強制退去を急いだ、との背景が伝えられています。

   「『フィリピンからの指示』立証できるか 捜査のカギを解説」(8日、「モーニングショー」)では、浜田敬子さん(元AERA編集長)が「身柄引き渡し交渉をもっと積極的にやっていれば、おきなかった事件もあるのでは」と指摘していました。迅速だった印象もありますが、元埼玉県警刑事の佐々木成三さんは「いや、3年と1週間かかった」と言ったとあり、警察レベルでの比当局との交渉の難しさがにじんでいます。

   「強制送還中の容疑者と機内で『目が合った』同乗記者(略)」(8日、フジテレビ系「めざまし8」)は、送還機に同乗したフジテレビ記者による機内の模様を取り上げています。2人は最後列とその前列に、捜査員が取り囲むようにして座ったとあります。周囲は緑のシートで囲まれていましたが、離着陸時と食事の時ははずされたそうです。スタジオでは、実際の航空機の座席9席をわざわざ用意し、今村容疑者と藤田容疑者のお面をつけたスタッフを座らせ、移送の様子を再現した、とあります。

   残る2人、渡辺容疑者と小島智信容疑者も、9日に送還されてきました。

   「送還4人より『上』の黒幕 『そこまで、たどりつけますか?』」(9日、「モーニングショー」)には、羽鳥慎一さんが「上にまだいるとも考えられます。たどりつけますか」との質問に、元大阪府警刑事の中島正純さんは「大元がいることも、おおむね分かっているらしい。今後、突き上げ捜査をしていくだろう」と話したとあります。

   会社のような組織で、しかもリモートで面識のない男たちに次々と犯罪を指揮していた容疑者たち。「犯罪テロ集団」ともいえる組織と、犯行の全容解明が待たれます。

(コムギ)

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