警察装うニセ電話が多発 羽鳥慎一「気をつけないと」

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   いま全国で「あなたの家が狙われています」といった警察官を装うニセ電話が続いている。1月下旬(2023年)から東京、神奈川など10都府県で約50件。不安をあおり、生活習慣や資産状況を聞き出そうとする「アポ電」多発を、2月16日のモーンニングショーが取り上げた。

  • ニセ電話にご注意を(写真はイメージ)
    ニセ電話にご注意を(写真はイメージ)
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「強盗事件が多発していますから気をつけて」と切り出す例も

   どれも「押収した携帯からあなたの家の写真が出た」「あなたの家に1000万円あるというメモが出てきた」などともっともらしく語りかける。「強盗事件が多発していますから気をつけて」と切り出すのもある。

   警察が必要に応じて実際に電話することもあるので、まぎらわしい。元埼玉県警刑事の佐々木成三さんは「(発信者の)電話番号をよく見て。刑事が自分の携帯でかけることはない」と話す。少しでも不審なら、こちらから警察にかけて確認するぐらいの心掛けや警察相談ダイヤル♯9110を活用することが必要という。

   犯人たちは事前に情報をとろうとする。おとといは横浜市にあるプロ野球DeNAベイスターズ斎藤隆コーチの自宅に複数人が侵入する事件があり、数日前に周辺を不審な男がうろついていたことが分かった。「スマホ片手にキョロキョロしていた」「1人立っていたのでおっと思った」と近隣住民。事前の下見だった可能性がある。

   犯人グループがこうした役割分担を、闇バイトで人を集めてしているともいわれる。

   徐東輝(弁護士)「全体像はものすごい犯罪だが、個々に分業された人たちはちょっと危険ぐらいの感覚で思考停止に陥りやすい」

   司会の羽鳥慎一「気をつけないといけません」

   犯罪に加担することも、犯罪者に情報をとられることも、うっかりした油断が危険につながりかねないということか。

(あっちゃん)

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