「ちょっと衝撃的な内容」(西岡孝洋アナ) 統一地方選への若者関心度調査の結果とは

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   「スキャンダルで世間を賑わせた候補者たちは相次ぎ落選。さらに、候補者の4人に1人が無投票での当選という地方政治の問題もあらわとなりました」と西岡孝洋アナ。11日(2023年4月)の「めざまし8」は、統一地方選前半戦の結果から見えた問題に迫った。

   落選した候補たちは、ライバル候補をかたった偽のチラシを配布したことが明らかになり議員辞職した堀本和歌子氏(福岡市議選)、つり革の手すりで懸垂する姿がSNSで拡散された北村貴寿氏(長崎県議選)、タクシー運転手で暴言を吐いたり甲子園で喫煙・飲酒したりして問題となった井手順雄氏(熊本県議選)など。

   不倫報道の事実を認めて謝罪したばかりの黒岩祐治氏は、神奈川県知事に再選したものの浮かない表情。バンザイもなく、21万票あまりにも上った白票などの無効票については「私に対する批判の票だったとしっかりと受け止めたい」と語った。

  • 投票率の低さに懸念が寄せられている
    投票率の低さに懸念が寄せられている
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谷原章介「メディアでも扱ってますし、地元を歩いていれば...」

   番組は、「地方政治に関わる深刻な問題」として、選挙区全体の37.1%が無投票で当選すること、そして投票率が9道府県知事選(46.78%)と道府県議選(41.85%)共に過去最低だったことも指摘した。

   西岡アナは、「今回は選挙権が満18歳に引き下げられてから2度目の統一地方選挙ということで、こんな意識調査をしたんです」というと、17~19歳1000人を対象に「住民票がある地域では統一地方選挙が行われる予定ですか?」と質問した結果を示した。

   結果は、「実施すること自体知らない」が67.7%と最も多かった。

西岡アナ「3人に2人がそもそも実施すること自体知らないと答えた。ちょっと衝撃的な内容ですよね」
MCの谷原章介「メディアでも扱ってますし、地元を歩いていれば選挙の大きな看板が立ってますよね。放置しているとどんどん投票率下がってきそうですね。無関心はしょうがないとしても無知となると」
風間晋(フジテレビ解説委員)「17歳から19歳までの人たちが選挙があることを知らないっていうのは、その直前までの中学校や高校での政治教育が根本的な欠陥があるんじゃないかって...思ってしまいませんか?」

   番組はこの後、無投票当選の問題にも迫った。

   「民主主義の根幹は地方自治」と話す立岩陽一郎(ジャーナリスト)は「女性が政治に参加するとなると、『若くて優秀な高学歴な女性が国政を目指す』というイメージでみんな語るんだけど、これはやめて、目の前の自治体の選挙に子育てが一段落した、例えば50代60代の女性が参加するっていうような新しい風土を作る。まずは候補者を多様化させることをもっとやった方がいい」と提案した。

(ピノコ)

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