水卜麻美アナ「トレカ人気が今過熱」 その実態とは

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   「アニメやゲームなどのトレーディングカード。通称トレカ人気が今過熱しています」と切り出す「ZIP!」司会の水卜麻美アナウンサー。4月13日(2023年)夜には、東京・秋葉原などで新発売のトレカを買うための行列ができるなどの騒ぎも起きている。子どもから大人まで楽しむ人が増えたトレカだが、一方でカードショップでは窃盗事件も相次ぎ、SNSでは詐欺を指摘する声も上がるなど問題も起きている。18日の「ZIP!」ではトレカ市場の現状を取材、詳しく報じた。

   トレカについて街頭インタビューすると「対戦したりカードも集めています」(小学生男子)、「ポケモン世代でずっとやってきて、最近カードにも興味持ち始めて買ってって感じ」(看護師・20代男性)、「一番高いのだと60万円くらい」(会社員・20代女性)などの声が。

  • 日本テレビの「ZIP!」番組ツイッターより
    日本テレビの「ZIP!」番組ツイッターより
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「投資目的で買ってる人も」指摘

   番組が、本やDVDなどのレンタルでおなじみのTSUTAYA西五反田店を取材すると、ここでは店内奥3分の1が対戦ゲームを楽しめるスペースとなっていて、ほぼ毎日トレーディングカードのイベントが行われている。

「ほぼ毎週来ています。好きなキャラクターを活躍させて勝ったりとか仲良い友達と楽しく過ごす時間が面白さ」(会社員・20代女性)、「子どもの時楽しかった思い出を思い出しながらやれるのが良さとしてあるのかな」(会社員・30代男性)

   2021年の国内のトレカ市場規模を15年と比べるとほぼ倍増の1800億円。この店では14年にトレカ専用スペースを設置し、売り上げは11倍になったという。

「ユーザーの皆さんが集まっていただいて大きなコミュニティとなっている。大きな収益のひとつになりつつあります」(TSUTAYA 西五反田店・富浦健太店長)

   中古市場でもトレカ人気は高い。買取販売を行う「晴れる屋2」店頭のショーケースをみると、18万円のカードを筆頭に高額カードがズラリと並ぶ。

「ここ数年でプレーヤー、コレクター両方の需要が高まった。多くの方が『いくらまで出す』を繰り返した結果この金額まで上がった」(晴れる屋2・渡辺翔店長)

   18万円で販売されていたカードも、3年前は約1万円だったものが2年前には4万円に、そして現在の価格へと上昇した。この店での最高額カードは世界に39枚しかないという「ポケモンイラストレーター」で価格はなんと1億8000万円。来店客からは「ここ数カ月で一気にバブルみたいに。投資目的で買ってる人とかもいる」という声も聞かれた。

   トレカをめぐっての事件も相次いでいる。4月12日には秋葉原でポケモンカード数十枚が盗まれ、被害総額は約100万円。SNSでは詐欺事件も起きている。

「ポケモンカードのセットを定価でお譲りしますみたいなツイートを上げている人がいて、代金を支払ったがアカウントが削除されて連絡が取れない状況。怪しかったけどそれでも手に入れたかった。純粋にショック。もうふざけないでください」(30代女性)

   個人間の取引には詐欺のほかに偽物などの事例もあることから注意が必要だ。

(みっちゃん)

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