ブラジルからの卵輸入 安住紳一郎アナ「生では食べずに(加工品で)」

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   必需品なのに品不足という「卵ショック」の終わりが見えない。「こちらをご覧ください」と、19日(2023年4月)のTHE TIME,で司会の安住紳一郎アナウンサーが取り上げたのは北海道の留萌や札幌のスーパー売り場。卵の棚がガラガラ。鳥インフルエンザの影響が大きい。全国で起こる可能性がある問題だ。

  • 卵の需給動向に注目が集まっている
    卵の需給動向に注目が集まっている
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パンやケーキ、卵焼きといった加工品に

   北海道内のニワトリ526万羽のうち120万羽が殺処分された。「本来であれば他県から卵を譲ってもらうが、どこも同じ状況で、それもできませんでした」と道庁の担当者。

   安住「こんな中でブラジルからの卵輸入、そうなってきています」

   ブラジルは鳥インフルエンザは起きていない(編注:ペルーなど周辺国では発生<20日追記、一部表現を削除しました>)ので「殻つきで輸入」できるという。でも、海外卵は価格、衛生面でどうなのか。「THE TIME,」は日本より早く卵を緊急輸入した台湾を取材した。

   現地メディアによると、オーストラリアから主に船で温度2度にたもった卵を輸送した。店の値段は台湾産10個入り1パック270円に対して輸入卵は300円。きのうスーパーにずらりと並んで「購入は2パックまで」とされていた。それでも「1週間以上買えなくて、母と自分の家に1パックずつ買います」「買えるだけ買いたい」という客で、早くも品不足気味。5軒回った中で、生の卵が売り場にまだあったのは1軒だけだった。

   パックに貼られたシールの原産地はトルコ、オーストラリア、ブラジル、アメリカ、それになぜか日本もあった。

   安住「殻つき卵は冷凍に近い温度で管理・運搬しますが、ブラジルから日本まで1カ月から1カ月半かかります。で、輸入したものは生では食べずにということなんですよね」

   メーカーでパンやケーキ、卵焼きといった加工品にするのが主な狙いで、そちらを輸入物でまかなえば、消費者向けの価格も少しは落ち着くのではないかということらしい。

(あっちゃん)

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