ノッチ、ChatGPTにスピーチ案を質問 回答の出来栄えは? (ZIP!)

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   今、急速に普及が進む対話型AI「ChatGPT」。多くの企業や自治体で活用や活用検討が進められ、世界を変えるとも言われている。しかし街頭インタビューでは「テレビ番組で知りました。(使ったことは)ないです」といった声も多く、使ったことがあるという人は80人中わずか14人。使用している人も「仕事上の手紙を『丁寧に』『もう少し感情的に』といえばうまく調整してやってくれる」とほとんどが仕事上での利用という結果に。

   Chat(チャット)GPTの特徴は「しゃべる」ように回答するということ。不動産会社に勤務する男性は「『この街ってどういう街なんですか』と質問すると、結構的確に返ってくる。参考にするには役立つ」と語る。ただし「(返答が)よくできているから、本当か違うのかわからない。実は全然違っていたりすることもある」と問題点も指摘する。

  • ChatGPTをどう使う?
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新しいギャグの考案の方は...

   そんなChatGPTを私たちの暮らしに取り入れたらどうなるのか。今日5月2日(2023年)の「ZIP!」では、お笑いコンビ・デンジャラスのノッチの家族、ノッチファミリーにChatGPTを使って生活してもらい、暮らしがどう変化するのかリポートした。

   公私ともに悩みが多いというノッチ夫妻。「洋服を綺麗にたたみたいんですけど?どうしたらいいですか?」と洗濯物のたたみ方を質問すると、ChatGPTは「洋服を綺麗にたたむ方法はいくつかありますが」と、「平らな面を作ってからたたむ方法」「ロールアップする方法」「縦にたたむ方法」の3つを回答。ノッチさんが1つ目のやり方を試したところ、バッチリたたむことができた。

   夕食が近づき、レシピを質問してみることになったノッチ夫妻。ここで「(ChatGPTから適切な回答を引き出すには)役割を与えること」という専門家のアドバイス。例えば「あなた(ChatGPT)が日本の衆議院議員だとしたら」といった形で質問することで、いい答えが返ってくることが多くなるという。

   そこでノッチファミリーは「あなたは料理人だとして、食材は中華麺・豚肉・長ネギ・舞茸・レタスを使った夜の献立を教えてください」と質問。するとChatGPTは「中華麺と豚肉の炒め物」を提案。材料の分量や作り方の手順までレシピ本のような回答が返ってきた。プロの料理人という役割を与えることで、いつもと違う中華風の焼きそばが完成。子どもたちからも「めっちゃおいしい」という声が。

   続いての悩みはノッチさんの仕事関連。一日警察署長のスピーチをChatGPTに考えてもらった。専門家からのアドバイスは「こちらがあまり情報を出さないとどうやって答えていいかわからない。シチュエーションや条件など、極力細かく情報を与えること」。そこで「一日警察署長に任命されました。私はお笑い芸人です」と説明したうえで質問。

   ChatGPTが考えたスピーチ案は「お笑い芸人として一日警察署長に選ばれたことはちょっと不思議な感じがしますね」とくだけた言葉でスタート。そして最後の部分には「皆様に笑いと安心を届けられるよう頑張ります」の一文が。ノッチさんは「これ使いたい」とこれらの部分を採用し「アッチコッチノッチ」のギャグを交えたスピーチを完成させた。

   ノッチさんは新しいギャグの考案も頼んだが、ChatGPTが考えたギャグは「ハロー、ハロー、ハロー、ポテトチップス」というもの。しかし家族の反応はちょっと微妙だった。

   山下健二郎(ダンサー、俳優)「ギャグも面白かったですよ。ChatGPTも年々クオリティが上がっていくんですよね」

(みっちゃん)

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