クレジットカード、使ってなくても不正利用被害 その手口とリスク低減法(めざまし8)

   「怪しいサイトなどに行っていないのに、いつの間にかクレジットカードを不正利用されるケースが増えています。しかも、少額で気付きにくいというんです。どんな手口なのでしょうか」と、9日(2023年5月)の「めざまし8」でMCの谷原章介が切り出した。

   番組は被害に遭った数人を取材。その1人、大阪市在住の40代女性は3月、定期的に行う明細チェックをしていたところ、1~3月分でゲーム関連会社やアプリストアなどから身に覚えのない請求およそ100件があることに気付いた。

  • 1件は少額でも…(写真はイメージ)
    1件は少額でも…(写真はイメージ)
  • 1件は少額でも…(写真はイメージ)

谷原章介「俺も怖いと思ってさっき...」

   もしかしたら息子がゲームに課金してしまったのかと思って聞いてみたところ、息子の返事は「知らない」。そこで調べてみたところ、クレジットカードの不正利用被害が判明したそうだ。

   谷原「クレジットカードを普段よく使っている方だと、ちゃんとチェックしない、もしくは気付きづらいってありますよね」

   武井壮(「百獣の王」・タレント)「全部を1つずつチェックするって、利用頻度が増えれば増えるほどしなくなっていくと思う。最近は、セキュリティーコードとか書いてあるカードを預けるのも不安です」

   防犯アドバイザーの京師美佳氏によると、不正利用の裏には「クレジットマスター」という手口があるという。

   クレジットカードの番号や有効期限、セキュリティーコードなどをショッピングサイトで総当たりしていき、実在する番号を割り出すというものだ。最近ではBot(自動作業プログラム)などの進歩により、少ない手間で無数に割り出し行為を行えるということだ。

   京師氏は「全く使っていなくても、カード自体が存在すれば使用される可能性はある」と話す。

   以前被害に遭いそうになったことがあるというサヘル・ローズ(俳優・タレント)は、今では全ての明細書とレシートをチェックするという。「チェックしていないと、小さな細かいのは見落とす可能性がありますよ」というサヘルに、谷原は「少額はあるよね。俺も怖いと思ってさっき自分のを調べたもん」。

   対策としては、「明細を毎月必ず確認」「決済をするたびに来るよう通知を設定」「むやみにカードを作らない」。不正利用に気付いた場合は24時間以内にカード会社に連絡することが大事だという。

   京師氏「2段階認証とかワンタイムパスワードなど無料でできるセキュリティーも今すぐやっていただいた方がリスクを下げることができます」

(ピノコ)

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