千葉震度5強で「南海トラフ、もしくは東海地震につながる関連性は?」 谷原章介の質問に識者が答えた内容

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   11日(2023年5月)早朝4時16分ごろ、千葉県南部を震源とする地震が発生。木更津市で震度5強を記録した。東京都心や横浜市でも震度4。君津市の72歳女性が自宅で転倒し軽傷を負うなど、これまでのところ4人がケガをした。

  • 気象庁サイトより
    気象庁サイトより
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現地被害リポートも

   「めざまし8」の田中良幸リポーターが木更津市内から中継で、屋根瓦が落ちた家や食料品店に並んだ飲料などが冷蔵庫内で倒れている様子をリポートしたうえで「停電などはなく、信号も動いており、街は通常通りの様子ですが、屋内の被害は大きかったようです」と伝えた。市内のバーに入ると、棚の酒瓶が揺れで大量に落下して割れてしまっている。店主は「普段は4時でも営業しているが、今朝は休日だった。落下して割れた酒などの被害金額は10万円くらい」と話した。

   交通機関には影響が出ている。JR内房線では、君津駅~千葉駅の上下線で一部列車に遅れと運休、君津駅~安房鴨川駅の上下線が昼ごろまで運転見合わせする。

   ゲスト解説の東京大学名誉教授、笠原順三氏と東京大学地震研究所准教授の青木陽介氏はともに「今後、同規模の地震が起きる可能性がある」と注意を促す。

   笠原名誉教授は「震源は太平洋プレートとフィリピン海プレートがぶつかる地点で、地震が多い。昨日5月10日に東京・練馬で震度3の地震があったが、関連はあるとみるべき。首都直下地震にも注意すべきかもしれない」と指摘。またこの日の午前1時にトンガ沖でマグニチュード7.6の地震があったが、笠原名誉教授は「こちらとは関連はないとみるべき」と話す。さらに笠原氏、青木氏とも「石川県で起きている地震とは関連はないとみている」と話した。

   司会の谷原章介が「未明の大きな地震で驚いたと思いますが、風間さんはその瞬間どうしていましたか?」と問うと、フジテレビ解説委員の風間晋は「携帯電話の緊急地震速報で目が覚めて『おお~っ』となりましたが、実は布団から出られなかった」と告白。

   谷原も「僕もアラートで起きましたが、じっと身を守る......その場で寝ているしかできなかったんです」とコメント。

   教育評論家の尾木直樹は「僕の住んでいる地域はアラートが鳴らなかったんです。だから地震でベッドが揺さぶられて、僕は石川が心配だったので、夢の中で石川の地震のニュースを見ているのかと錯覚したほどでした」と話した。

   谷原が「今回の地震が南海トラフ、もしくは東海地震につながる関連性はあるんでしょうか?」と問うと、笠原名誉教授は「今朝の地震はフィリピン海プレートに近いところで起きているので、フィリピン海プレートの延長線上にある東海・南海への影響は心配だ。過去には東海・南海のすぐ前に、房総沖で大きな地震があり、富士山の噴火があったこともある。注意していく必要がある」と指摘した。

(バルバス)

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