水卜麻美アナ「私たちはクロワッサンのことを何も知らなかった」 ビックリ情報の数々

   「(山下)健二郎さん、進化したクロワッサンってどんなものだと思いますか?」と切り出す司会の水卜麻美アナウンサー。今日16日(2023年 5月)の「ZIP!」は、特集コーナーでクロワッサンにまつわる意外な秘密を徹底解剖した。

   アンケートで好きなパンを尋ねてみると、ベーグルやサンドイッチを抑えてクロワッサンが堂々の1位。街頭インタビューでも「売ってる匂いとかに誘われちゃって」などの声が。クロワッサンは、バターを練りこんだ生地を折りたたみ、何層も重ねて焼き上げたもの。フランスなどでは朝食の定番で、日本では1950年代に広まったといわれている。

  • おいしそう…(イラストはイメージ)
    おいしそう…(イラストはイメージ)
  • おいしそう…(イラストはイメージ)

まん丸型も

   クロワッサンといえば、三日月型やストレート型。しかし、東京・西新宿のモアザンベーカリーで先月から売られている「NYロール」は、渦巻き状でまん丸に焼き上げられている。その可愛らしい形に一目惚れした多くの利用者がSNSに投稿している。

   「見た目は全然クロワッサンじゃないですけど、バターの風味と食感はクロワッサン。サクサク感も残りつつ中はモチモチ」(森音朱里リポーター)

   東京・自由が丘のベーカリー、モンノンの進化系クロワッサンは表面にシマシマ模様のついた横長の「パンスイス」。果たしてこれはクロワッサンといえるのか、スタジオでは山下健二郎が試食。

   山下健二郎(ダンサー、俳優)「食感はクロワッサンだ」

   「本来中にある(クロワッサンの)層を表面に出して、食感をバリバリにしています」(モンノンブーランジェリー・保立雄大さん)

   クロワッサンの食べ方にも変化が。東京・表参道のロハスビーンズコーヒーでは、クロワッサンのフレンチトーストが人気メニュー。中に入っているのはバナナとチーズとベーコン。メープルシロップをかけるとさらに美味しさアップ。横半分に切ったクロワッサンの断面を30秒間卵液につけ、フライパンで焼き上げた後さらにオーブンにいれてサクサク感を出している。

   クロワッサンといえば食べるときにこぼれやすいのが悩みの種だが、フランス人に話をきくと「くずがこぼれることは気にしない」「くずが落ちないクロワッサンはいいクロワッサンではない」。

   山下健二郎「胸を張ってこぼしていいんだ」

   ここで番組がフランス人の「クロワッサンはパンではありません」という衝撃発言を紹介。これはいったいどういうことか。

   「クロワッサンにはバターやミルクが入っているだろ?ミルクやバターが入るとフランスではパンとは呼ばない」(オー・メルベイユ・ドゥ・フレッド アレクサンドルさん)

   フランスでクロワッサンが売られているのは、パティスリーという菓子パンやケーキを扱うお店。スマホの日本語入力で「パン」を変換するとクロワッサンの絵文字が出るが、フランス語入力で「Pain」を変換してもクロワッサンの絵文字は出ない。

   番組が紹介したもう一つの秘密が三日月型とストレート型の違い。モンノンブーランジェリーの保立さんによると、これは使用原料の違い。ストレート型はバター使用、三日月型はマーガリンを使用しているという。17世紀頃にできたルールだが、現在は区別していないところもあるそうで、街頭でフランス人に聞いても「知らなかった」という声が多かった。

   水卜麻美アナウンサー「私たちはクロワッサンのことを何も知らなかったですね。ビックリしました」

(みっちゃん)

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