「らんまん」落第生・堀井の苦悩と決断 「いい人過ぎてちょっと泣きそうに」

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   NHKの朝ドラ「らんまん」5月18日(2023年)放送回。万太郎(神木隆之介)は東京大学への出入りを許されたが、にわかに信じられずに、夢心地で長屋に帰ってくる。(ネタバレあり)

  • NHKの「らんまん」番組サイトより
    NHKの「らんまん」番組サイトより
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万太郎に朗報

   そこへ登場したのが東大の落第生、堀井丈之助(山脇辰哉)。東大生だから?それはどうかはわからないが、双子の玉子に感動しすぎである。ラッキーな予感が的中するかのように、万太郎から東大面接の報告を受けるが、すんなりと認められない。

   尾張の神童は東大に入学したが、自分はただの人だとわかった。文学を愛する丈之助は、万太郎に起きた人生最大の幸福について悶々として心をかき乱される。しかしそこは東大生、頭の中で整理整頓。答えがまとまったのだろうか、万太郎の前に堀井が再登場した場面、何を言い出すかと見守っていると、東大にはすごい奴らがいる、追い出されるかもしれないが、それでもガンバレと万太郎にエールを送った。

   力強いエールだったが、もちろん悔しさもあるであろう。誇りある東大文学部の先輩として言葉を探したのだろうか。万太郎を受け入れようと自己を鼓舞する丈之助の気持ちが伝わる場面だった。東大生という立場と自尊心を守った丈之助の答えだったのかもしれない。

   この場面はネットでも「堀井くんがいい人過ぎてちょっと泣きそうになった」「激励!!堀井くんいい奴だ」「堀井さんの言葉に 感動して泣きました」「堀井くん、もう大好きになっちゃったよ」など反響があった。

   東大に入って天才がゴロゴロいることに気づき、落第という人生初の挫折に直面。親からも見放され、仕送りもストップ。しかしそれは人生の肥しになるのだよ。だって万太郎を心から励ますことができたではないか。落第も捨てたものではないのである。万太郎を励ますことで、丈之助自身も励まされたんじゃないかな。頑張って勉強して東大卒の文学者になってほしい。今後の丈之助の動向にも注目したい。

(Y・U)

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