猿之助さん自宅の「周辺」で鑑識活動のナゼ 元刑事2人の視点(めざまし8)

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   司会の谷原章介が沈鬱な表情で「僕も昨日(5月18日)このニュースを耳にして言葉を失いました。歌舞伎俳優の市川猿之助さんが自宅で倒れているのが見つかり、救急搬送されました」と「めざまし8」で切り出した。

   18日朝10時過ぎ、猿之助さんの自宅を訪れたマネジャーが猿之助さんと両親の3人が倒れているのを発見し、119番通報。猿之助さんは意識朦朧の状態で救急搬送され、命に別状はないが話は聞けない状況だという。一緒に発見された母親の延子さんはその場で死亡が確認され、父親の段四郎さんは意識不明だったが、搬送先の病院で死亡が確認された。付き人宛の遺書らしきものが確認されている。猿之助さんの自宅付近の住人は酸素マスクをつけられて搬送される猿之助さんと段四郎さんの姿を目撃している。

  • 番組サイトより
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谷原章介「気持ちの整理がつかずにいます」

   いったい何があったのか。18日発売された週刊誌が猿之助さんのセクハラ・パワハラ疑惑を報道している。歌舞伎公演を手掛ける松竹ではこの記事に関して「パワハラやセクハラはあるべきではなく、会社としてしっかり対応してまいりたいと思う。ただ、今回の記事には伝聞等、不確かなこともあるので、まずは事実を確認したいと思っています」とコメントしている。

   この日、東京・中央区の明治座では午前11時半から猿之助さんが座長を務める「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」が開催される予定だったが、昼の部を中止、夜の部は急遽、代役を立てて実施された。猿之助さんは5月8日にはSNSで宙乗り1400回を達成したことを知らせ、これからもよろしくと語っていたばかりだった。

   猿之助さんとの共演経験もある谷原は「心配という言葉で表現できないほど、気持ちの整理がつかずにいます。今の歌舞伎界を代表する役者さんの一人であることは間違いなく、猿之助という名跡は革新的な歌舞伎を行ってきたもの。僕も『スーパー歌舞伎IIワンピース』の音声ガイドをやらせていただいて、博多公演にも行っている。来年以降には『鬼滅の刃』も予定されており、心配すると同時に早い回復を祈ります」と語った。

   昨日、3 人が搬送された後、警視庁は家の中だけでなく、周辺で鑑識活動を行っていた。元刑事の佐々木成三氏は「第三者の関与の可能性を確認するため、鑑識がDNA、指紋を採取しているのだろう」と解説。元警視庁刑事の吉川祐二氏も「室内を物色された様子はなかったと言われている。また第三者が家の中に入っていないことも確認されているというが、侵入した可能性はあるわけで、周辺を鑑識捜査することで足跡の発見に努め、第三者の関与がないことを確定させようとしている」と話した。

   クイズ番組等で共演しているお笑い芸人のカズレーザーは「不勉強なので歌舞伎界のことはわからないまま、共演した時は知っているていで会話している。気さくな人で、『オレは名門の出だから』とギャグにしてコミカルに話していた。一刻も早く、話せるようになってほしい」とコメント。

   トラウデン直美は「何があったのかわかりませんが、家族内ではいろいろある場合もある。歌舞伎の世界にとっても大きな出来事だと思う」と話す。

   PwC Strategy&パートナーの唐木明子は「歌舞伎者というのは新しいことをやるのが本質で、猿之助さんはそれを身をもってやっていた方。NHK大河ドラマの怪演が心に残っている」とコメント。

   フジテレビ解説委員の風間晋は「一刻も早く回復してほしいというのがすべて」とまとめた。

(バルバス)

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