市川團子19歳、準備1日の猿之助代役でセリフもバッチリ 玉川徹も羽鳥慎一も驚嘆

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   歌舞伎俳優の市川猿之助さん(47)の両親が死亡し、自身も救急搬送された件で、明治座の「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」は、昼の部では19歳の五代目市川團子さんが代役を務めている。22日(2023年5月)の「モーニングショー」は、1日しか準備期間がなかった團子さんについて、「大抜擢」と紹介した。

  • 明治座サイトより
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「想像以上の出来栄え」指摘も

   昼の部の公演は、猿之助さんの件があった18日と、翌19日も中止となったが、20日から團子さんが舞台に立った。公演を見た歌舞伎ファンの女性は「こちら側の想いよりも、さらに彼(團子さん)らの方(演技力)が上を行っていた。代役とは思えない、頑張っているという気がするし、未来も見られるし」と涙ぐんでいた。公演後、拍手は鳴りやまず、退場のアナウンスが流れた後もほとんどの人が席を立たなかったという。

   團子さんは、猿之助さんの従兄・市川中車(香川照之)さんの長男。祖父は「スーパー歌舞伎」を生み出した二代目市川猿翁さん(83)だ。14歳の時の会見では「見てくださったお客様全員が良かったねと帰れるように、全方向から見ていいなと思える芝居をやれるように吸収していきたい」としっかりとした受け答えをしていた。

   今回の代役公演では、立ち回りや歌唱シーン、見せ場の「宙乗り」もミスなく演じたという。歌舞伎関係者は「いつかは澤瀉屋(一門の屋号)の大名跡である『猿之助』を継ぐ可能性も高い」といい、演劇関係者も「本人にとって正念場となるが、ここを乗り越えたら大きく成長するだろう」と話しているという。

   芸能リポーターの山﨑寛代さんは「(團子さん代役に)びっくりしました。そもそも昼公演には出ていなかった。出番がなくても昼公演を舞台の袖でずっとみていたこともある。とはいえ、セリフもばっちり、早着替えも宙乗りもあったということで、関係者は想像以上の出来栄えだったという話です」と評価する。

   玉川徹(テレビ朝日)「可能なのかなと思いましたよ。一日で全部覚えてやったというのはすごいことですよね」

   石原良純(俳優・気象予報士)「それを引き継がなければいけないという思いでいる人間は、稽古場にずっといると、うまくできるかできないかは別としても動きと台詞は覚えていると思いますよ」

   MCの羽鳥慎一「とは言え、1日...」

   公演を手掛ける松竹は、来月以降の公演など今後のことについて、「ご説明できる状況になりましたら、改めてお知らせいたします」とコメントを出している。

(コムギ)

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