「インフルエンザ」季節外れ流行に打つ手なし?ワクチンなく、マスク生活で免疫力低下(モーニングショー)

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   季節はずれのインフルエンザが猛威を振るっている。冬に流行のイメージが強いが、何が起きているのか。けさ12日(2023年6月)の「モーニングショー」では、東京・北区のいとう王子神谷内科外科クリニックの伊藤博道院長に詳しい話を聞いた。

   4月・5月の定点当たりのインフルエンザ感染者数をみると、ゼロが続いていた去年に対し、今年は1.4から2.3と、流行期入りの目安となる1を大きく超えている。夏風邪感染者も急増中で、最新データではRSウイルスが前年比9.75倍、ヘルパンギーナが前年比44.3倍となっている。

   「新型コロナの疑いを含め、風邪症状を訴える患者が1日30~40人受診しています。マスク生活が続き、免疫が低下してしまったと実感しています。マスクは一時的に風邪を防御するには役立っているが、長い目で見ると、免疫力が落ちてしまうというジレンマにあります。この季節は運動会や遠足など大きな行事があり、一気に感染する機会が増えています」(伊藤院長)

  • ワクチンはない
    ワクチンはない
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秋に感染爆発の心配

   検査数が急増したことで、インフレンザ検査キットが不足する事態にもなっている。去年12月に打ったワクチンは5か月を経過し、発症予防には十分な抗体ではなくなっている。新しいワクチンは10月1日の解禁日に向けて準備している段階で、それまでワクチンはないという。

   石原良純(タレント)「薬もあるし、完全にウイルスをシャットアウトして生きて行く必要があるのか。普通に暮らせばいいんじゃないかと思ってしまう」

   伊藤院長「そういう考えもありますが、小さいお子さんがインフルエンザ脳症になっていまうと、後遺症で人生が変わってしまいます。社会全体で見ると、弱い人がいるので、予防手段が普及していることが必要だと思います」

   石原「高齢者施設はインフルエンザの季節は面会できなくなっていました。(季節外れの流行が起きると)いつクローズするのということになる」

   アメリカではおととし末から6月にかけて小規模な流行が起こり、それが感染者5400万人、入院65万人、死者5万8000人となった。ウイルスは香港型で、いま日本で流行しているのも香港型。秋に感染爆発の可能性もあるという。

(みっちゃん)

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