女子大生殺害「『仲直りした』と言われると警察も動けない」元刑事『めざまし8』で解説

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   神奈川・横浜市鶴見区で女子大生・冨永紗菜さん(18)を殺害した疑いで逮捕された会社員、伊藤龍稀容疑者(22)は、これまで暴力行為などで4回も警察に通報されていた。「なぜ防げなかったのか」と、30日(2023年6月)の『めざまし8』で田中良幸リポーターが取材した。

   2人は2年ほど前、都内の飲食店に勤める中で知り合った。警察への1回目の通報はおととし10月、冨永さんのもめごとを心配した友人からだった。いったんは収まったが、2回目は去年6月に口論で冨永さん本人から、3回目は12月で、もめるのを見かねた隣人からだ。警察は事情聴取し、双方の親や親族に「しっかり見て」という監護措置を依頼し、3回目の1か月後にも連絡をとったが、冨永さんが「仲直りしました」と話したという。

  • 警察官も判断難しい
    警察官も判断難しい
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男を身柄拘束してれば...

   警視庁の元刑事・吉川祐二さんは「男女トラブルは『仲直り』『解決』『大丈夫』といった(当事者の)反応がほとんど。警察は警告や指導はするが、ストーカー規制法に基づくものではなく、一般的な防犯指導」だそうだ。

   事件の1週間前にもケンカの通報が冨永さん本人からあり、警察は避難について説明したが、本人が「別れていないため避難しない」と答えたという。

   司会の谷原章介「本人から申告がないことには、警察は動けないものなんですか。こういう事案は多いと思うんですけど」と吉川氏に聞くと、「被害届がないのは大きいですね。ただ、何らかの形で身柄拘束は可能だっだとはいえます」と指摘した。

   総合解説の風間晋(フジテレビ解説委員)「18歳の女性にとっても、親御さんにとっても初めてのことでしょうが、警察には経験則があるはず。むずかしいですねで終わらせてはいけない」

   谷原「いちどでも暴力を振るわれたら距離をとることが大事なのかもしれません」

(あっちゃん)

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