「冷静で淡々とした犯行なのになぜ頭部持ち帰り?」すすきの殺人で玉川徹がどうしても解けない疑問

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   28日(2023年7月)の「モーニングショー」は、札幌・すすきののホテルで頭部のない男性の遺体が見つかった事件の新情報を伝えた。田村瑠奈容疑者(29)の両親の田村修容疑者(59)・浩子容疑者(60)は事件直前の6月末に居酒屋に訪れていたことが分かったという。

   2人が訪れていたのは、瑠奈容疑者もたびたび利用していた店で、カウンター席に座り、2時間ほどいたという。居酒屋店主は「夫婦だけの時間を過ごしていたという感じでした。深刻そうではなかったです。明るくもなかったです。淡々と落ち着いて飲食していた」と話す。

   ほかにも、事件の前に瑠奈容疑者と被害男性がすすきのの飲食店で会っていたこと、現場のホテルから瑠奈容疑者の指紋が検出されなかったことが伝えられた。

  • 浴室に3週間(写真はイメージ)
    浴室に3週間(写真はイメージ)
  • 浴室に3週間(写真はイメージ)

自宅浴室で3週間保管

   スタジオでは、埼玉県警捜査1課の元刑事・佐々木成三氏が解説した。司会の羽鳥慎一は「被害男性の頭部は、容疑者親子の同居する家の1つしかない浴室から見つかったということですが」と聞く。佐々木氏は「死体損壊した殺人事件を多く捜査してきましたが、理解できないことは多々あります。なぜ頭部を持ち帰ったのか。身元を特定させないためであれば、遺棄することを考えるはずだが、浴室に置いていた。では、この浴室は3週間使っていたのかどうか。これは容疑者らの供述がないと分からない部分が多いですね」と話す。

   佐々木氏はこうも指摘した。「この事件で、容疑者側が感情的になっているような情報は何1つないんです。犯罪の計画、形態、手口においても、何かこう、スムーズに行った(印象がある)。計画を綿密に行って、冷静な判断で最後までやり遂げたというのが、この事件の1番の怖さなのではないでしょうか」

   玉川徹(テレビ朝日報道局員)「最大の謎は、なぜ頭部を切断して持ち帰ったかということ。全部冷静に合理的に淡々と行っているのに、なぜ頭部を持ち帰って家に置いているんだろう。それも初めから目的として入っていたわけですよねえ」

   佐々木氏「警察は死体領得を逮捕の事前に立件している。本来であれば、捜索差し押さえの前に死体遺棄と死体損壊で逮捕して、頭部を発見したからということで、その供述で死体領得を立件する。容疑者の供述を得る前に死体領得を立件しているということは、何かしらの客観的証拠に死体を持ち帰るという強い意思があったということです」

(ピノコ)

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