2024年 4月 19日 (金)

朝青龍にやられた豊ノ島に 250件以上の激励コメント

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   横綱・朝青龍との稽古で右の足首とひざの靱帯を損傷して夏場所への出場が不安視されていた小結豊ノ島が夏場所に出場することが決まった。豊ノ島の負傷はマスコミからは「朝青龍の荒稽古のせい」などと指摘されたが、朝青龍が所属している高砂部屋は「怪我は自分の未熟さ」などと発言。そんな豊ノ島と朝青龍が初日から対戦することが決まった。「因縁」ともいえる対戦が初日から実現してしまったことになる。

故意に相手をつぶそうとする横綱

初日の結びの一番で朝青龍と豊ノ島が対戦
初日の結びの一番で朝青龍と豊ノ島が対戦

   朝青龍の場所前の稽古が波紋を呼んでいる。豊ノ島は2007年4月30日の時津風部屋で朝青龍と稽古中に負傷。小結に昇進したばかりの豊ノ島は、夏場所への出場が危ぶまれる「痛い」全治2週間の怪我を負った。しかし、これは、ただの稽古中の「事故」ではないとの見方がマスコミの報道で目立つ。

   07年5月1日のニッカンスポーツは朝青龍について、「横綱としての品格を問われかねない荒げいこ」「ハメを外した暴れっぷり」などと評し、問題となっている稽古について次のように報じている。

「朝青龍が鬼になった。豊ノ島が低い体勢で飛び込んでくると、右腕でヘッドロック。そのまま寄り、首を左にねじり返して体をそらせた。相手が自分に背を向けて右足から崩れ落ちるところを、さらに上からプッシュ。その瞬間『グキッ』という鈍い音が、けいこ場に響いた」

   さらに、ニッカンによれば、朝青龍は「残ろうとしすぎだよ」と言い、豊ノ島は「『残ろうとしすぎ』と言われても上から押された時に、もう勝負はついてたんですけどね」と述べたと言う。

   さらに5月2日のスポーツ報知は、「時津風親方は朝青龍の狙いを見抜いていた」として、時津風親方の「豊ノ島を強くしようというけいこじゃなく、壊してやろうという感じだった」というコメントを紹介し、「故意に相手をつぶそうとするモンゴル人横綱に品格を問いただした」と報じている。朝青龍が故意に豊の島を負傷させた、とする見方がマスコミの中でも大勢のようだ。

   にもかかわらず、朝青龍の「ダメ押し」報道が過熱する中で高砂部屋は5月3日に部屋のホームページにこんなことを書いているのである。

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