運営の不手際で、苦痛 観客が富士スピードウェイ提訴へ

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   2007年9月に開催された「F1日本グランプリ(F1GP)」の運営上の不手際で、苦痛を受けたなどとして、観客70人が富士スピードウェイを提訴する方針であることがわかった。

   2007年9月28~30日にかけて、30年ぶりに富士スピードウェイ(FSW)で行われたF1GPでは、仮設道路が陥没するなどして大混乱した。会場まで向かう道路が大渋滞し、レース開始時に多くのファンが会場にたどり着かないという事態を招いた。終了時には、帰りのバスがなかなか来ないため、数万人が会場内から動けず、あいにくの雨天で、雨ざらしにされる観客もいた。さらに、サーキットでは、仮設スタンドの一部で6万1000円の指定席からレースが観戦できないトラブルも発生した。

雨の中トイレもなく、バス停で泣きながら排尿した女性も

「F1日本グランプリ」の観客70人は富士スピードウェイを提訴する方針だ
「F1日本グランプリ」の観客70人は富士スピードウェイを提訴する方針だ

   FSWは、不手際を認めて、レースが見えなかった観客に自由席との差額の5万円を返還したほか、レーススタートに間に合わなかった85名については入場料などを返還。同社広報は「総合的に判断した結果で、対応に問題はなかったと考えている」と話している。

   今回、FSWを提訴するのは観客の70人。チケット代の全額返還と慰謝料を求める訴訟を、08年4月をめどに東京地裁に起こす方針を決めた。集団訴訟を取りまとめた「FSW災害被害者の会」によれば、07年10月頃から個人ブログで動きが広がり、08年1月下旬に訴訟の準備が整い始めたという。

   同会に参加する男性はJ-CASTニュースに対し、

「FSWは遅延証明書を受け取った人にのみ払い戻しに応じているが、遅延証明書を受け取らなかった人もレースは見れてないんです。払い戻しの基準が曖昧です。さらに雨の中4~5時間待たされる状況で、トイレもなく、バス停で泣きながら排尿した女性も見ましたよ。改善を訴えても、現場では耳を傾けてもらえなかった。観客の皆さんには黙ってはいられないという不満があるはず。みんなF1が好きなんですよ」

と話す。

   一方、FSWは今回の訴訟への動きについて「現段階では訴状が届いておりませんので、コメントを差し控えさせていただきます」と述べている。

仮設トイレや照明を増設、誘導スタッフも大幅増員

   07年のF1GPの不手際を受けて、FSWは2008年2月20日、08年10月に開催されるF1GP大会概要を発表。前回大会の反省から改善策を盛り込んだ。歩道を整備し、仮設トイレや照明を増設するほか、誘導スタッフの大幅増員を図り、場内アナウンスが広く伝わるように放送設備を増加する。また、レース終了後にバスを会場内に待機させ、雨天でもバスに乗車して観客が待機できるようにするという。

   しかし、「FSW災害被害者の会」によると、皮肉なことに大会の概要発表があった2月20日以降、訴訟に参加する希望者が10人増えたという。

   一方、FSWはこの大会概要について、

「昨年ご来場いただいたお客さまにはご迷惑をおかけし、深く反省しております。その反省を踏まえて同じ失敗を繰り返さないために2月20日に発表した大会概要になりました。この大会によって信頼を回復したいと考えています」

と述べている。果たして富士スピードウェイは今度のF1GPで、失ったF1ファンの信頼を取り戻すことができるのだろうか?

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